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る あ 。
743
#イラスト投稿
鬼灯 哀雷⚔️🥀
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スタートーー❗️
海底神殿の内部。
美月、蒼真蓮、神崎蒼介、朝霧透の四人は、長い石造りの通路を進んでいた。
海水に囲まれているはずなのに、神殿の内部には不思議な空気が流れている。
壁には青白い光を放つ紋様。
その一つ一つが、まるで星空のように輝いていた。
「……綺麗。」
美月が思わずつぶやく。
しかし、蓮は周囲を警戒していた。
「綺麗だけど、安心はできない。」
透も頷く。
「ここは、誰かに見つけられることを想定して作られた場所じゃない。」
神崎が壁の文字を読み取る。
「違う。」
「ここは……何かを守るための場所だ。」
⸻
「蒼海の記憶」
やがて四人は、巨大な広間へたどり着いた。
中央には円形の装置。
その周囲には、無数の青い結晶が並んでいる。
美月が近づく。
「これ……何?」
神崎が慎重に装置を調べる。
「古代の記録装置だ。」
「記録装置?」
「映像や音声だけじゃない。ここで起きた出来事そのものを保存しているらしい。」
美月は驚く。
「そんなものが……何百年も?」
神崎は答える。
「だからこそ、『蒼海のレガシー』と呼ばれている。」
その瞬間。
美月の持っていたカメラが突然光り始めた。
「えっ……?」
画面に、見覚えのない写真が表示される。
そこには――
海底神殿と同じ紋章。
そして、その横に立つ一人の人物。
美月は息をのんだ。
「この人……。」
⸻
倉橋俊介が残したもの
写真の人物は、倉橋俊介だった。
だが、その写真は美月が見たことのないものだった。
裏面には、倉橋の文字でこう記されている。
『蒼海の記憶にたどり着いた者へ。』
美月の手が震える。
「倉橋さん……ここに来たことがあったの?」
透が写真を見る。
「少なくとも、この場所について調べていたのは間違いない。」
蓮が続ける。
「そして、何かを知った。」
美月は写真を胸に抱える。
「だから……私にカメラを託したの?」
誰も答えられなかった。
⸻
記録が始まる
突然、中央の装置が動き始めた。
ゴォォォ……。
青い光が広間いっぱいに広がる。
空中に映像が浮かび上がった。
そこに映ったのは、何百年も前の海。
巨大な船。
そして、海岸に栄える古代都市。
人々は平和に暮らしていた。
しかし――
空が暗くなる。
巨大な嵐が海を覆った。
街を守るため、人々は巨大な装置を起動する。
神崎が驚く。
「これは……海流を制御する装置だ。」
「この文明は、海そのものを利用していたんだ。」
だが、映像の中で一人の人物が叫ぶ。
『この力を戦争に使ってはいけない!』
その直後、映像が途切れた。
⸻
消された歴史
美月は呆然とする。
「何があったの……?」
神崎は装置を調べる。
「記録が途中で消されている。」
透が眉をひそめる。
「誰かが意図的に消した?」
「おそらく。」
その時、美月のカメラが再び反応する。
先ほどの写真の一部が変化していた。
写真の奥に、小さな文字が浮かび上がる。
『真実を消したのは、海ではない。人間だ。』
美月は息をのむ。
⸻
海上の黒い影
その頃――。
ブルー・レガシー号。
船上では、黒崎レオンが海底神殿から送られてくる信号を確認していた。
「起動したか。」
部下が尋ねる。
「はい。」
レオンは海を見つめる。
「ならば、もう時間はない。」
「蒼海のレガシーを手に入れる。」
彼の背後には、巨大な装置が準備されていた。
⸻
「逃げろ!」
海底神殿。
突然、警報のような音が鳴り響く。
ゴォォォォン――!
床が揺れる。
蓮が叫ぶ。
「何が起きてる!?」
神崎が装置を見る。
「誰かが外部から神殿を起動させている!」
透が窓の外を見る。
遠くから、黒い潜水艇が近づいてくる。
「レオンだ!」
美月はカメラを握りしめる。
「でも、まだ真実が……。」
蓮が美月を見る。
「今は逃げるぞ!」
その瞬間。
神殿の最深部から、まばゆい青い光が放たれた。
そして美月のカメラに、一枚の新しい写真が現れる。
そこに写っていたのは――
現代のブルー・レガシー号。
そして、その船の進行方向に赤い印が付けられていた。
美月がつぶやく。
「次の場所を……示してる。」
⸻
蒼海の記憶
四人は神殿から脱出を開始する。
その背後で、古代の装置が静かに閉じていく。
美月は最後に振り返った。
「また来るね。」
誰に向けた言葉なのか、自分でも分からなかった。
ただ一つだけ確かなことがある。
蒼海のレガシーは、まだ終わっていない。
そして、美月のカメラに残された一枚の写真が、次なる目的地を示していた。
その写真の片隅には、古代文字でこう書かれていた。
『海の記憶は、最後の島へ。』
⸻
――第9章 完――
次章予告
第10章「最後の島」
海底神殿から脱出した美月たちは、写真に示された「最後の島」を目指す。
しかし、ブルー・レガシー号は黒崎レオンの仕掛けた罠へと近づいていた。
そして美月は、倉橋俊介がなぜこの謎を追っていたのか、その理由を知ることになる――。
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これからも応援よろしくお願いします!!🙇♀️💕
本当にありがとうございました!!✨
コメント
3件
いぬ🐶さん、200いいねおめでとうございます!🎉 第9章読み終わったよ〜。 海底神殿の空気感とか、壁の紋様が星空みたいに輝いてる描写がすごく綺麗で引き込まれたわ。倉橋さんが残した写真の裏書き、そして「真実を消したのは人間だ」っていう文言がめっちゃ気になる…!カメラが示す次の目的地も含めて、まだまだ謎が深まってる感じがたまらない。 黒崎レオンが動き出してからの緊張感も好き。次章が待ち遠しい🔥