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アリィ「ジーク、シリル…くんもそろそろ出発するって。」

ジーク「分かった。」

シリル「シリルでいいよ。体調はどう?」

ジーク「今は特に不調は無いな。」

シリル「良かった。今後はもう少し休憩を増やしていこう。それと、少しでも涼しく感じたら僕達にも教えてね。かなり酷い熱中症か砂漠の寒さが襲ってくる前兆だから。」

アリィ「うん。」

ジーク「わかった。…着替えられないからアリィ、イリアのところに行っておいで。」

アリィ「あ、ごめん!すぐ行くね!」

アリィはバタバタとイリアの元に走っていく。

シリル「水浴び用の服かぁ。僕も買おっかな。」

ジーク「普通は風呂に入れない期間、水浴びするから皆持ってるはずなんだけど…お前今まで…」

シリル「そりゃもうそのままざっぱん。」

ジーク「よく風邪ひかなかったな。」

シリル「昔から頑丈なんだよね。持病があるとは思えないくらいに。」

ジーク「ほんとにな。」

シリル「しかしまぁ薄い体だね。ちゃんと食べてるの?」

ジーク「…どこ見てんだ変態。しっかり食べてる。筋肉がないって言いたいのか。」

シリル「嫌味じゃないよ。本当に心配で言ってるだけだって。…あ、もしかして太りにくい…?」

ジーク「…こんな状態で筋トレしても中々つかないんだよ。」

シリル(あっこれ図星…)

「ご、ごめん。気にしてるとは思わなくって。ほんとごめん。」

ジーク「…お前やっぱキライだ。」

シリル「そんな…!?本当にごめんって!!」


アリィ「仲良くしてるみたいで良かった。」

イリア「こっちまで声聞こえてるけど…あれ仲良くしてるって言えるのかしら…?」

アリィ「してるしてる。口ではキライって言ってるけどそこまで嫌いじゃないよ。あれ。あれは図星を突かれて恥ずかしいから誤魔化そうと怒ってるだけ。」

イリア「なんかそこまで見透かされてるともはや可哀想な気が…」

ポルポル「ギィ…」

イリア「貴方もそう思うわよね。」

ポルポル「ギッ。」

アリィ「まぁまぁ本人の前では言わないから。」

イリア「本人に言わないのに周りに言うのもどうかと思うけれど…」

アリィ「こうでもしないとジークから皆離れてっちゃうから。ジークは村にいた頃、友達が中々仕事の関係で作れなくて。仕事仲間も年上ばっかだったから人との距離感が上手く掴めないんだよ。」

イリア「アリィは、ジークから聞いたけど家から出たこと無かったのよね。その割には…」

アリィ「それはお母さんたちが色々努力してくれたおかげだよ。それでもまだ勉強中だけどね。ジークがこうなったのは…確証は無いけど親が関係してるんだと思う。ジークはまだ子供だったけどかなり早く大人の世界に入ることになっちゃったから…それでも老人の人達との接し方は上手いんだけどね。」

イリア「もしかしておじいちゃんっ子かおばあちゃんっ子?」

アリィ「多分おじいちゃんっ子。」

イリア「…ジークからアリィの話は結構聞いたけど自分から自身の話はしなかったから知れてよかったわ。ありがとう。」

アリィ「中々きっかけがなきゃ、自分のことなんて話さないもんね。」

イリア「…そういう環境だったなら無理もないわね。」

シリル「お待たせ。」

イリア「仲直りできた?」

シリル「ダメだった…」

ジーク「待たせたな。」

そう言ったジークの顔は少しむすっとしていた。

アリィ(ジークが筋肉のある人に憧れてるのは知ってるけど…私の魔法もジークへの当てつけになってないといいなぁ…。)

ジーク「?」

アリィ「なんでもないよ。」

イリア「それじゃ出発するわよ。」

アリィ「はーい。」

ポルポル「ギッ。」


イリア「ほんと何事もなく進めてよかったわ。」

シリル「それフラグって言うんだよ。」

アリィ「さむぃ〜…」

ジーク「ポルポルでも抱えておくか?」

アリィ「ポルポル頂戴〜…」

ポルポル「ギ〜」

4人と1匹は、テントの横で焚き火を囲んで談笑をする。

シリル「アリィちゃんは、暑さは平気みたいだけど寒いのはダメだったか。」

アリィ「ちゃん……」

シリル「嫌だった?」

アリィ「ううん。ただ中々そうやって呼ばれないから…」

ジーク「少し違和感があるよな。」

アリィ「うん。」

シリル「そっか。とりあえず嫌でないならよかった。嫌だったら言ってね。すぐ変えるから。」

アリィ「はーい。はぁ…ポルポルあったかい…」

ポルポル「ギィ」

アリィはポルポルを抱えた状態でジークの方を見つめる。

ジーク「…動けなくなるからお前の湯たんぽ代わりにはなってやらないぞ。第一俺体温低いし」

アリィ「ちぇっ。ケチだねポルポル。」

ポルポル「ギ〜」

ジーク「ポルポルまで…」

シリル「今日は誰が見張りをするの?」

イリア「そうね…シリルとジークは休んでいて。私とアリィで交代で見張りをするわ。それでいいかしらアリィ。」

アリィ「うんいいよ。ポルポルも休んでね。」

ポルポル「ギッ」

イリア「…ポルポルちゃんって見張りできるの…?」

アリィ「できるよ。何かあったらとんでもない声量で起こしてくれる。」

イリア「目覚まし時計…?まぁともかく、私が先に見張りをするからアリィも休んでいて。交代して欲しい時は言うから。」

アリィ「分かった。」

イリア「しかし久しぶりに食べたお肉は美味しいわね…。焼いただけだけどこれがまた美味しいのよ。」

アリィ「気に入ったみたいでよかった。心配しなくても暫く多分お肉づくしだよ。」

イリア「あら最高。」

アリィ「それじゃあおやすみ。」

イリア「ええ、おやすみ。」


イリア「……」

イリアはかなり集中して薬瓶を見つめている。

イリア「…はじめまして。私はイリア。貴方が憎むべき対象であり、殺すべき対象よ。ノア。」

イリアはそう自身の後ろに立つ人物、ノアに告げた。

ノア「……」

ポルポルは今日もお腹が空いている

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