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コメント
6件
年長組の色気が凄い
後編も楽しみすぎる!!
番外編14 『主様がムーちゃんばっかり構っていたら?』前編
デビルズパレス 食堂
『ムー可愛いねぇ。』
私はムーを撫で繰り回す。
『ゴロゴロ…♪』
『……。』×18
主様は毎日のようにムーちゃんを構っている。それが私たちには少しモヤモヤして――。
だから主様に分かってもらうしかない。
その身をもって。
🫖
ドサッ!
『あ、あの、ベリアン……?』
ベリアンは私の部屋に来るや否や、私をベットに押し倒す。
『最近…ムーちゃんに構いすぎでは?』
『え?』
『こっちに帰ってきてから…ずっとムーちゃんのことを撫でて…構ってくれないので…』
(,,,・-・,,,)➳♥キュン
(つまり、嫉妬してたってこと…っ?
なんなんこの29歳。可愛すぎるんだけど。)
『ふふ、ベリアン可愛いね。』
私はベリアンの頭を撫でる。
ガシッ!
『主様…。今私に押し倒されてるんですよ?それなのに……そんなことしていいんですか?』
ベリアンは私の手を掴む。
『え、だって撫でて欲しかったんじゃ…。』
『違いますよ。ムーちゃんばかり構ってる主様に…お仕置きするんですよ。』
チュッ。
ベリアンは私の手首にキスをする。
『っ!?』
1番嫉妬しそう。ベリアンってヤンデレな要素があると思うんだよね私的に。お仕置きしてくれ。是非。
✝️
『あ、あの、ハウレス、下ろして……。』
『ダメです。主様をほっといたら直ぐにムーを撫でますから。』
ハウレスは私をお姫様抱っこして部屋へ連れてく。
2階執事部屋
(え、ここ、私の部屋じゃ…。)
ドサッ。
ハウレスは自分のベットに私を寝かせる。
『あの、なんで…。』
『構ってもらえなかった分、俺のベットの上で堪能してもらいますから。俺の匂いでいっぱいにしてくださいね。』
(つまりこれは…マーキングですか!?)
『主様。俺は主様の執事ですから、癒しが欲しければ言ってください。』
ハウレスは私の手を握る。
『俺は主様のためなら何でもするんですから。』
『う、うん…分かった…っ。』
ダメだ。うん。可愛すぎる。マーキングとか
可愛すぎる。犬が好きだからと思うと尚可愛い。完璧主義な君が嫉妬するなんて可愛いがすぎるよ。
🍷
『あの、ルカス…。』
『はい。主様。』
『っ、距離…近いよ。』
『当然ですよ、主様にくっついて居たいんですから。』
ルカスは私を後ろから抱き締めて、椅子に座っている。
『こんなとこ誰かに見られたら……』
『私は困りませんよ?』
『私が困るの…っ。』
(甘い香水の香りが…っ。)
『もっと私にくっついていいんですよ?もっと私にドキドキして下さい。ムーちゃんには出来ないこと、沢山してあげますよ。』
耳元で囁かれ、腰に腕を回されて逃げられない。
『ん…っ。』
『おやおや…耳まで赤くして…可愛いですね。主様は。』
『っ…もう、勘弁して…///』
これでもかとドキドキさせてくる。しかもガッチリフォールドで逃がしてくれない。というか逃がす気がない。甘い香水の香りで酔ってしまう。というか酔わされる。
🕯
『ミヤジ……。もう、いい?』
『まだダメだ。撫でてろ。』
『は、はい……。』
ミヤジに地下執事部屋に呼び出され、『悪魔の力を解放して欲しい。』と、言われネコ耳が生えたミヤジに『そのまま撫でろ。』と言われた。
『ふん…悪くないな。』
『よ、良かったね。でもどうして急に?』
『…ムーを撫でていただろう。だから猫が好きなんだと思い俺を撫でさせてる。』
(いや可愛すぎるんですけど。この34。)
『ふふっ。嫉妬してたんだ?』
『っ、悪いか…。あんたは俺の主様なんだ。嫉妬くらいするさ。』
『ふふ、気が済むまでなでなでしてあげるよ。』
『あぁ。』
隠れた独占欲がミヤジにはあると私は思っている。というかそうであれ。悪魔の力を解放したミヤジめちゃ好きなんよね。いつもとのギャップがね。癖なの。
💮
『少し大人の俺を煽りすぎたんじゃない?主様。』
ムーと分かれて部屋に戻ろうとした時、ハナマルに捕まってしまう。壁ドンされて逃げ場がない。
『えっと…?』
『ダンディでかっこいい執事がここにいるのに…俺のこと構ってくれないなんて。煽ってるんだろ。』
『そ、そんなつもりは…。』
『主様がそのつもりなら…俺は手段を選ばないぞ。』
『っ、それって…。』
『ふ…っ。』
ハナマルは私の髪をすくう。
『それを聞くのは野暮だろ?』
チュッ。
髪にそっとキスをして、私の頬に手を添える。
『っ…。』
(逃げなきゃなのに、逃げられない…。)
『っ、待って、誰かに見られたら――。』
キスされる――!と、目を瞑ったその時だった。
ムニー!
『へ?(え?)』
ほっぺをむにっとされた。
『キスされると思っただろ?これで少しは俺のこと意識するだろ。大人を煽るとこうなるんだよ。分かった?主様。』
『は、はい……。』
いやいやいや……惚れてまうやろー!(もう惚れてる)いつもだらけてるハナマルにこんなことされたらさ。うん。死ぬよ。ギャップ萌えが過ぎる。
🐾
『流石のベレン兄さんも我慢の限界かな……。』
『っ、待って、ベレン……っ。』
『こんなに可愛くてモフモフの俺がいるのに…。』
ベレンが私を別邸2階に呼び出し、『悪魔の力を解放して欲しい。』と言われ、猫耳としっぽがついた。
『ほらほら〜主様の好きなネコちゃんだよ〜。』
『くすぐったい……っ。』
しっぽが私のほっぺをくすぐる。
『主様が俺を構ってくれないからさ…ベレン兄さんヤキモチ妬いちゃった♪』
=͟͟͞͞Σ>-(〃>△<〃*)-❥グサッ
(妬いちゃった♪じゃないよ!可愛すぎる!)
『しばらく俺にしか構えないようにマーキングしないとね。』
ベレンはわたしの耳を甘噛みする。
『ん、ふ……ぁ。』
『ふふ、可愛い。』
ペロッ…。チュッ…。
『も、もう、これ以上は……』
『ふふ、ダーメ。俺が満足するまで付き合ってね♡』
ダーメ。の破壊力やばい。喜んでマーキングされたい。ベレン兄さんも男の子やからお兄さんで居られないんやな。(´ー`*)ウンウン
中編へ続く⬇️