題:あの子のヒミツ 前回のつづきから
結局、爽舞は玲李奈の見舞いに行かなかった。私が先生を説得させて爽舞が行けるようにしてやったのに、なんで断ったんだ💢と、私は心のなかでブチ入れていた。なんだかんだ思ってるあいだにバスが玲李奈のいる病院に着いた。美咲:「あの、すみません…鴻上 玲李奈さんの、病室ってどこにありますか?」看護師:「あの、あなたは?」美咲:「あっ申し遅れました。私、玲李奈のクラスメイトの小原 美咲って言います。玲李奈さんのお見舞いに来たんです。」看護師:「あら、そうなの。玲李奈ちゃんって人気なのね。」美咲:「????どう言うことですか?」看護師:「クラスのほとんどの子が、数時間前にいらしてたのよ。まーその話は、おいといて、玲李奈ちゃんの病室は、あそこの階段を上がって突き当たりの所よ!」美咲:「ありがとうございます!」
コンコンッ「失礼します。玲李奈!お見舞いに来たよ!」玲李奈:「あっ、美咲さん!心配かけてごめんなさいね。」美咲:「いいよ、いいよ〜」玲李奈:「結構前に他のクラスメイトたちもお見舞いに来てくれて。」美咲:「爽舞って来てた?」玲李奈:「爽舞君?来てないかも、どうして?」なんでこないの!私内緒でもいいから見舞いぐらい行けや!!またまた私のグチ大会が始まった。美咲:「あっこれ国語のプリントね〜。」そう言った時だった。また、玲李奈が苦しみだしたのだ。私は、焦ってナースコールを力強く押した。
玲李奈は、国語のあんな感じの物語がトラウマみたいだ。そう言う病気らしい…私は自分を追い詰めた。私があのとき、プリントを出して見せてしまったことを、とても後悔している。お見舞いの時間は、1人30分まで玲李奈の場合は、特に…私は玲李奈の病室に置き手紙をして帰ろうとした。そんなとき前に現れたのは、爽舞だった。 つづく
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