???「今日の夕ご飯はカレー♪」
「鬼灯町」の小道を歩いているのは、「橙」である。
橙「美味しくできると良いんですが……いつもお父さんに任せっきりじゃ申し訳ないですしね!」
しかし、そこへ……
橙「ん?何か降ってくる……?あっ!?」
ドッゴォォォォン!!!!
???「よっ!雨花の友達!」
橙「またあなたですか……」
橙の目の前に現れたのは「化茶」だった。
化茶「早速だがお前らに観せたいものがある」
橙「お前「ら」?」
化茶「よしっ!行くぞ!!」
橙「あっちょ……」
化茶は橙の手を引っ張ると飛行した。
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橙「ちょっと!!勝手に連れていかないで下さい!!」
???「全くもってその通りね」
???「こいつめっちゃ強引だよな〜」
???「お前たちのように俺も連れていかれた」
橙「桃時さんに、瑠璃人さん、兎白さんも……!」
橙が着いた先には、既に「桃時」、「兎白」、「瑠璃人」もいた。
???「わたしもいるよ〜」
橙「雨花さん!」
次には「雨花」もいた。
化茶「お前たちにみせたいもんがあるんだにゃ〜」
桃時「アタシたちは暇じゃないの!!っていうか……」
「「何で『トウヒガ学園』なのよ!!」」
桃時は大声でツッコむ。
化茶「仕方ないだろ?アタイの家は『トウヒガ学園』にもあるんだから」
兎白「つまり、お前は俺たちに自分の家をみせたかったのか?」
化茶「お前「たち」ではないけどな!雨花一人だと心細いと想って雨花withオレンジピンクホワイトラピスラズリにしてやったんだ!」
桃公「withの後が長いわね」
瑠璃人「お前の家なんて興味ねぇよ」
橙「同じく」
化茶「だがお前たちには家を観なくて良い具体的な理由がない……つまり!断る理由がないから観ることは強制執行なのだ!!」
橙「いや私はカレーを作るという目的があるので暇じゃないです」
兎白「俺も宿題とか勉強あるんだが……」
瑠璃人「オレは剣道の練習がある」
桃時「アタシは踊ってみたの投稿が……」
化茶「そんなの後でいくらでもできるだろうが!!!!」
兎白「急に声がでかくなったな」
橙「自分勝手ですね」
化茶「いいからお前らはアタイの家に行くんだよ!!分かったか!!」
桃時「えぇーーーー」
瑠璃人「めんどくせぇーーーー」
雨花「お前夏休みなら生徒会の仕事もないから断わる理由を作るのができないって思ったから夏休みに観せに来たんでしょ?」
化茶「ちぇ〜そこまで分かってんのんかよ。じゃあ本当にお前たちは観ないのか?」
雨花・橙・桃時・兎白・瑠璃人「うん・はい・えぇ・あぁ・おう」
化茶「そうなると思って……はっ!」
橙「な、何ですか!?」
瑠璃人「体がどんどん小さくなっていく!?」
桃時「何なのよ!?」
兎白「何が起こってるんだ……?」
雨花「はぁ……結局こうなるんだね」
雨花たちは化茶によって妖術をかけられ……
橙「私たち……」
「「小さくなってる!?」」
雨花たちは小さくなってしまったのだった。
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雨花「……で?何で小さくしたの?」
化茶「お前たちにアタイの家に招待するには小さくなる必要があるんだ〜心配しなくても家をちゃんと観てくれれば、ちゃんと元に戻すって〜」
橙「どんだけ観せたいんですか……」
瑠璃人「ここまで来たら腹くくるしかないんじゃね?」
桃時「そうするしかなさそうね……」
兎白「どんな家なんだ?」
雨花「マジでか……」
化茶「じゃあ!みんな手繋げ〜よいっしょっと!」
化茶はまた飛行をしたのだった。
【続く】
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