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移動先は広い空間で、学校の体育館みたいな板材を使って床と壁、天井が構成されている。
この為だけに、といっても違和感が少なくなる程、なんの用途に使うのかが検討もつかない。その空間には、今日使うであろうものしか置かれていなかったから。
他のクラスの移動が終わると、そのまま検査についての説明が始まった。
「…突如として世界に発現した特異な力…それをここでは異能、と呼びます。
政府は、異能があるかどうかを検査する方法を一般的に普及するのを目的としています。
その為の検証として検査しているのが、普段あなた達の学校でやっている検証検査、というものです。」
前に立ってそう話している人は、基本的な特徴が星玉とよく似ている人だった。
そのまま星玉を大人にした、と言われても違和感は無いと思う。
前に、星玉には姉が一人居ると話していたのを思い出した。もしかしたらあの人がそうなのかもしれない。
そう思いながら話を聞く。