目が覚めると真っ暗で、地面は水でいっぱいだった
ピチャピチャと足音を立てながら、辺りを見渡し、歩いていた
春「んだよコレ、気味わりぃ…」
俺はこれを夢と思い、そのまま歩く
でも歩いても歩いても、同じ風景が続いている
30分程経っただろうか、それくらい歩き、
もう気がおかしくなりそうになったところ
何やら暖かい感触が手から伝わる
春「ぁ”?…」
蘭「やっほぉ春ちゃん♡」
竜「よっ」
そこには2人がいて、呑気に挨拶をしてきた
春「…なぁ、なんで俺、起きねぇの、俺目ぇ覚ましたつもりなんだけど、さ、あとこれ夢だろ?」
そう問いかけると灰谷2人はこういう
え?違うよ?
春「は、?…」
じゃぁここはどこだ、と戸惑っていると
着いてきて、と灰谷2人はおれの両腕を引っ張り、真っ直ぐと歩く、
すると淡い赤色をした綺麗な光が見え、そこに突っ走っていくと
ガヤガヤ”_
春「はっ、”、」
は”ぁッぁ!?
そこには、見た事のない人間や世界が広がっていた
さらに戸惑っていると珍しく蘭が説明をしだす
蘭「ここは神の国、つまり俺たちの住処だよ、他にも妖怪、幽霊、怪物、と様々なやつが暮らしてるんだ、俺たちは前は妖怪だったけど、皆に驚かれたくなくて、数年戻ってないんだけど、まぁあんま変わってないね」
蘭「非現実的だろうけど、今目にして分かるように、ここには沢山の奴がいる、つまりは異世界みたいなものだ、」
春「へ、へぇ、」
とりあえずやべぇことはわかった、それと、
春「なんで俺は入れてんだよっ、」
蘭「まだ結婚の儀式は終わってないからだよ、春は別に死んでもいいって言うけど、内心怖いんでしょ」
春「はぁ、?んな訳、」
蘭「まぁとにかく、とりま人間界で儀式行なって、そっからコッチの世界で儀式を始める、そうすればいつだってこっちにも来れるし、人間界にも行ける」
春「ふぅーん、」
なんでもありかよ、と思いながらも少し嬉しい気持ちがあった、
竜「因みに春、お前半分死んでるからね」
春「ぇ”ッ」
竜「だってそうじゃねぇとこっちにも来れねぇだろ、大丈夫、霊感強いひと以外は春が半分死んでることわかんねぇから」
春「、わぁーったよ、ま、ふべんなこたぁねぇな」
そう言い、ある疑問が出た
春「ん、?まて、お前ら、神だけどよ、すぐ妖怪になっただろ、?なんでそんな詳しいんだよ」
灰谷「ぁー、、」
蘭「まぁ、2日以内に覚えないと、…神から降ろされるからね、」
竜「結局別の理由で妖怪になったけどな!?」
蘭「まぁまぁ、それでも、甘かったじゃん、元々は俺ら、灰谷様の孫だったし、」
竜「今じゃ俺らが神様だけどな」
春「…」
なぁに言ってんだこいつらァ、と思いながらもまぁある程度聞く、すると1人の、…妖怪って言うか、ソイツが近づいてきた
???「おや、灰谷様では御座いませぬかっ」
???「この数十年間、何処に行っていたのですか、街中の人々が慌てていらしましたよ、」
???「代わりがいたのはいいものの、心配でしたよ、」
蘭「…竜胆こいつ誰だっけ…」ボソッ
竜「忘れんなよ…」
竜「こいつは、大鯰(おおなまず)っていう、地震を引き起こす妖怪だろぉ、」ボソッ
蘭「あー、そうだった…」ボソッ
蘭「てか災害起こすやつが世界の心配してどうすんのよ、」ボソッ
竜「それな、」ボソッ
大鯰「…ゴホンッ」
咳き込み、そのまま話は進められる
大鯰「そういえば、お隣さんは、半分人間のようですが、…」
灰谷「あー!」
まるで忘れていたかのように声を出す、
腹立つな、
灰谷「コイツはね」
俺らの婚約者♡♡
そういうと騒ぎきっていた街が一気に静まりかえる
大鯰「なんとッ”…それはいけませぬ、人間となんて、」
竜「だから半分死なせただろーが、なんか文句あんのかよ」
竜胆が怒ると、全体の空気が重く、嫌な空気に包まれる
蘭も笑顔だが怒っているようだ
大鯰「っ、…」
街中の皆が灰谷様が帰ってきたのと、人間を連れ込んだ来たのでざわめきが止まらない
竜「てか俺ら、この世界でいっちばんのお偉いだよね?口出していいの?」
蘭「てかそもそも、元からなんだよお前、1番に駆けつけてきやがって、気色悪い、」
理不尽な怒りなどで怒っている灰谷様
春千夜はあまりの灰谷様の圧に怯え、ただ灰谷様を見ていた、すると
灰谷様2人の後頭部にある太陽と月が頭上に
上がり、ゆっくりと重ね合ってゆく
すると黒いような、赤いようなものが映り出す、
その瞬間
ガコン”ッ_
大きな音と共に街がひび割れる、人々も辺りを見渡し慌て始める
大鯰「ッ、もぅっしわけございません灰谷様ッ、どうかこの通り、ッ”…」
嫌な予感を察した大鯰は、一瞬に土下座をし、謝る
すると太陽と月が離れ始め、灰谷様2人の後頭部に戻り、
灰谷「…いーよ、次はねぇから」
そういい何とか収めれた
蘭「じゃぁさっさと下がれ、お前はお前の仕事して」
大鯰「は、はぃっ、」
その場を大鯰は駆け足で離れた
春「ぁ、ぁばばば、…」
竜「?、ぁ、…兄ちゃん、春怯えてる、」
蘭「あ、ほんとだ、春~?大丈夫だよぉ、落ち着いてぇ」
春「ぁ、…」
少し通常の声に戻った灰谷の声を聞いて、落ち着く、
蘭「よし、春、儀式、しに行こっか」
竜「俺は数年のここの様子とか、今の状況を聞いてくるよ、そもそも儀式は2人しか出来ないし」
蘭「おっけぇ終わったら呼ぶね、そしたら儀式やらせるから~」
竜「はぁーい」
そう言って竜胆は高くジャンプし、明らかにほかの建物とは違う豪華なところに入っていった
春「すっげぇー、」
蘭「まぁねぇ、春も高く飛びたい?」
春「いや、いい、歩いていこうぜ」
蘭「りょーかい♡」
2人のんびり歩いていると、神社のような形をしたところに着く
春「あ?神社じゃん、…」
そう言うと
鳥居の上に、誰かが座っていた
白色の髪に、他の妖怪とは違う姿、灰谷と多分同じ種類のやつだろう、という事は神ということだ
???「誰だ、」
そう問われ、自己紹介をしようとすると、蘭に口を塞がれ、代わりに言ってくれた
蘭「久しぶり~♡俺だよ、灰谷一族にいた灰谷兄弟だよ、」
覚えてない?イザナ
イ「覚えてるよ」
フッと笑い鳥居から降り、俺の方を見てくる
イ「…コイツは誰だ?」
蘭「俺のお嫁さぁん」
イ「数年姿をくらましたと思ったら嫁探しかよ」
蘭「いやそれ以外にも色々あったからね」
イ「ふーん」
蘭「興味なさそー、まぁいいけど」
仲良さそうに会話をしている、ちょっと胸が苦しい、嫉妬だろうな、クソが、…
なんて思っているとイザナとか言うやつにガッシリ腕を掴まれる
春「!?な、なんだよ」
イ「んじゃ、とりま行かせるぞ、数十分で終わらす」
蘭「はいはぁい♡」
春「え?な、なん”」
ドタ”ッ
春「ぃ”…って、ぇ、…」
突然建物の中にいた、蘭は居ない
春「なんだよ、…」
イ「よし、」
そう掛け声的な事をすると、いくつか質問を投げかけられる
イ「テメェは気配から察するに、人間だろ、半分死んでるけど、なんでここに来た、何でこんなとこにいる、何故灰谷と一緒だ」
一気に迫られる質問だが俺はなんの戸惑いもなく話す
春「俺は人間だ、それは間違いねぇ、だがそれは蘭と竜胆が俺の事を思ってそうしてくれたんだ、ここに来たのは、さっき言った通り、俺達が結婚するために来た、それだけだ」
そう言うとイザナは質問を続けた
イ「なぁ、灰谷がお前を選んだ理由は、あと今までのことを話せ」
理由なんて本人から聞けよ、確信ねぇよ、と思いながらも話した
春「確信かどうかは知らねぇが、まぁ、惚れたんじゃねぇの、?俺に、あと、今までの話としやぁ、灰谷は怨みなどのせいで妖怪になった、多分街中の様子を見るに、そっから灰谷は戻ってねぇんだろ、」
春「それで灰谷は言葉も喋れねぇほどになった、それを俺が助けたんだよ、アイツらと、神社を、で、今じゃ元通りの神だ、ご立派だよな」
そう話すとイザナはフッと笑い、最後の質問を投げかけた
イ「最後の質問だ、これが一番重要だ、」
灰谷を選んだ理由を言え
イ「正直に話せ、さもなくば結婚は破棄となる」
そう言われるが、案外楽勝だ
春「俺は、最初はアイツらを変なやつ、おもしれぇやつって思ってた、たまにイラつく時もあったけどな、でもアイツらといると、心が暖まるんだよ、それに、助けてくれたんだ、俺の事を、こんな俺をだw、そんな所に惹かれたんだ、自分を犠牲にしてでも守り抜き、相手を思い合い、子供が好きだったアイツらが、どうしてもすきになった、これは嘘にはなんねぇ、ホントの事だ」
ニコッと無自覚に笑うと、イザナは拍手をしだし、そして蘭のいるところに戻した
蘭「あ、おかえりぃ♡」
春「いってぇ、雑だな、…”」
蘭「まぁまぁ♡で?イザナ、結果は?」
イ「…んなの決まってる」
合格だ”ッ!!
蘭「!!♡」
春「おぉ、”…」
イ「いい嫁?持ったもんだなぁ、お前らのことだ、3人なんだろ、竜胆もつれて来てここでやるのめんどいし、合格な、儀式はあの上だ、いいな」
蘭「りょ~!ありがとぉ♡」
春「なんだかんだ疲れた、」
そういい俺はその神社を抜け、蘭と一緒に竜胆を迎えに行ってから、行くことにした
はいっいかがでしたかな?色々読みづらかったかもね、ごめんね、
めっちゃ頑張ったから♡1000で続きやりますっ!!
では、次の物語で会いましょう、
ばいばぁい♡♡
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コメント
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続きはもう出ないんですか?
もうほんとに最高すぎるわぁぁ🥰🥰🥰🥰🥰🥰毎回毎回春ちゃんが可愛すぎて爆発した後にブリッチしちゃいそう🤦♀️🤦♀️🤦♀️💞💞💞💞💞