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それがまた、俺の羞恥心と興奮を掻き立てる。
それでも、その手はお尻のラインを優しく撫でている。
その手つきが、俺の理性をさらに奪っていく。
「だ、だって…尊さんに…喜んでもらいたくて……」
興奮のせいでいつもよりおかしいぐらいに敬語になってしまう自分に気づくが、冷静でいる方が無理な話だ。
「そっ、そそれに、これなら、挿れてもらうときも可愛いって思ってもらえると思ったといいますか……っ」
最後の方は、あまりの恥ずかしさに消え入りそうな声になってしまった。
尊さんの指がさらに深く入り込み、穴の内部を探るように動く。
粘膜が指先に触れる、ゾッとするような感覚。
「んぁっ……っ!」
身体が勝手に跳ねる。
本能に逆らえず、お尻を突き出すような格好になってしまう。
尊さんの目が、獲物を見つけた獣のように鋭くなるのが分かった。
もう、後戻りはできない。
「そんなことしなくても……いや、なんでもない」
そう言ったかと思えば、尊さんは俺の体をそっとベッドに降ろし
自身も着ていたバスローブを脱ぎ捨てた。
ベッド横の引き出しからコンドームを取り出し、慣れたように装着する。
その手際の良い仕草に、俺はそれを見てゴクリと唾を飲み込んだ。
いよいよ本番が始まろうとしているのだと思うと、期待と緊張が最高潮に入り混じる。
尊さんの裸体は相変わらず男らしい筋肉質のもので、何度見ても見惚れてしまう。
鍛え上げられた胸板、割れた腹筋
そして今から俺を貫くであろう硬く屹立した彼のモノ。
「ほら、今日は恋が動いてみろ」
尊さんの言葉に従い、俺は彼の上に跨った。
相変わらず顔が熱い。
紐パンを履いたままなのを思い出したけれど、今はそれを脱ぐことよりも早く彼と一つになりたかった。
腰を落とし、ゆっくりと彼の熱いモノを迎え入れていく。
「あっ……んっ」
尊さんのカタチを、体がもう完璧に覚えすぎているせいか、すぐに強烈な快感が湧き上がってきた。
自ら腰を動かすうちに熱い場所、気持ちいい場所をすぐに見つけてしまう。
「ひゃっ……そこ……っ」
思わず腰を浮かせようとすると、尊さんの手が俺の太ももをしっかりと掴んだ。
「逃げるなよ」
そう言いながら、彼も下から勢いよく腰を突き上げてくる。
俺たちの動きがシンクロするたびに快感が倍増していく。
体の奥の奥まで熱が伝わり、満たされていく感覚だ。
「あぁ……っ!……んんっ!」
紐パンの穴から彼を受け入れているせいか、いつもよりも深く繋がっている感じがして
お腹の奥がぐっと締め付けられるようにきゅんとする。
紐パンの締めつけが程よく刺激になって、更に興奮を煽ってくる。
穴の周りの皮膚が擦れる感覚がたまらなく気持ちいい。
「あ……っはぁっ……尊さん…っ」
自然と言葉が零れ落ちた瞬間
尊さんの表情がわずかに優しくなった。
しかし次の瞬間には、熱い眼差しが俺を貫いた。
彼の動きがさらに加速する。
「待っ……やば……っ」
身体全体が痙攣するように震えてきて、限界が近いことを悟った。
もう理性が保てない。
尊さんもそれを察したのか、俺の腰を掴む力を強めて奥へ奥へと肉棒を押し込んでくる。
二人の荒い息遣いと、肌と肌のぶつかる肉の音だけが部屋に響く中で
絶頂へ向けて昇り詰める瞬間を迎えた。
しかし、尊さんは突然動きを止め、肉棒を俺のナカから引き抜くと、俺の耳元で囁いた。
「お前が欲しがると思って用意しておいた」
そう言うと、再びベッド横の引き出しを開けて
その中から尊さんが取り出したのは、ネットでよく見るSMグッズの道具の数々だった。
小さな金属製のリングが二つ付いた乳首クリップ
黒色の手首用の革製手枷
柔らかい素材のアイマスク
そして細長い電動式のバイブレーター
「こ、これ……全部使うつもり…ですか?」
恐る恐る尋ねると、尊さんは口角を上げ、妖艶に微笑んだ。
「ああ。恋は強引な方が好きみたいだしな」
「そ、それは……っ、すごく…」
すごく、すごく興奮します、と言いかけて言葉を飲み込んだ。
尊さんは俺の手首を取ると、カチャリと冷たい音を立てて手枷を装着し始めた。
革が肌に触れる冷たい感触に、思わず背筋に鳥肌が立つ。
両手首が繋がれ、体が自由を効かなくなる。
この束縛感が、異常なほどに俺の体の芯を熱くした。
続いてアイマスクを付けられると、一瞬で世界が闇に包まれた。
視界を奪われたことで、聴覚と触覚が異常に研ぎ澄まされる。
その直後、胸の尖った部分にひんやりとした金具が当たった。
「ひゃっ!」
痛みとも快感ともつかない、鋭い刺激が脳天を貫いた。
クリップが俺の最も敏感な部分をしっかりと挟み込む。
尊さんの指が電動ローターのスイッチを入れると、ヴィーンという微かな振動音が聞こえてきた。
その振動する物体が、次にどこに来るのか分からない恐怖に駆られ
お腹や内ももに押し当てられるたびに体がビクッと跳ねる。
「や…ぁ……たけうさ……んんっ!」
見えない恐怖と予測不能な刺激に、身体が勝手に反応してしまう。
拘束された手首を捩らせても、それが無意味だと分かっていても止められない。