/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
タイトル、作家名、タグで検索
ストーリーを書く
テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
タイトル、作家名、タグで検索
ストーリーを書く
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう！
アロエ「まぁ…そこにでも座ンなよ。」
ヨースケ「どもッす」
アロエ「さて、何を聞きたいんだっけ？」
ヨースケ「…あんた、なんで俺の名前を知ってるんスか？」
「初対面のはずッスよね？」
アロエ「…やっぱり覚えちゃあいないか」
ヨースケ「…悪い、昔のことはあまり覚えていないんス」
アロエ「謝ることないよ。」
「人間ってのはそんなもんさ。」
「さてと、だ」
「まず私はあんたの母…”ロサ”ってやつと知り合いなんだ」
ヨースケ「なるほど」
アロエ「そこで、あんたはロサがイッシュ地方で何をしていたかを知っているのかい？」
ヨースケ「…そーいや特に聞いちゃいないッすね」
アロエ「あいつは元々ここシッポウジムのジムリーダーだったんだ」
ヨースケ「…マジ？」
アロエ「ああ、マジさ。」
「そしてあいつがジムリーダーだったころ私はシッポウジムのジムトレーナーだった」
「ロサのバトルセンスは一級品。」
「私はどう頑張っても”二番手”の立場だった」
「だけどあいつは私含めてみんなに優しい威張らなくて気のいいやつだった。」
「だから…あいつは人望もあってジムリーダーに選ばれたんだろうさ。」
ヨースケ「ママにそんな過去があったなんて…」
アロエ「だからロサが子供拾ったからジムリーダーやめるって言った時は腰を抜かしたよ」
「生涯をジムリーダーとして捧げるなんて言ってたくせに私にジムリーダー押し付けて去っちまうなんて…」
ヨースケ「…つまりその拾った子供が俺って認識でいいんスか？」
アロエ「ああ、それで合ってるよ。」
ヨースケ（じゃあ俺はママの本当の子供じゃないのか…？）
（あれ？俺は誰から生まれたんだ？）
（どこから来たんだ？）
（俺は何者なんだ？）
アロエ「オイ、ヨースケ！？」
ヨースケ「…はっ」
アロエ「急に下向いてボーッとするんだからびっくりしたよ」
ヨースケ「す、すんません」
アロエ「…ヨースケ、私とバトルしよう」
ヨースケ「え？」
アロエ「あいつが育てたガキがどんなふうに育ったかが見てみたい」
ヨースケ「別に構わないッすけどもうジム開くんでしょう？」
アロエ「いいよ案外この時間帯は人来ないし」
ヨースケ「そ、そーすか」
アロエ「ルールは1対1でいいよね？」
ヨースケ「もちろん」
アロエ「いくよッ！」
「ピクシー！」
ピクシー「ピック！」
ヨースケ「頼むよオーロンゲ！」
オーロンゲ「ブッシャァァァア！」
アロエ「オーロンゲとは意外なポケモン使うじゃないか！」
ヨースケ「そいつぁどうも！」
アロエ「まずは様子見で…コメットパンチ！」
ピクシー「ピッッック！」
ヨースケ「オーロンゲじごくづきで迎えうて！」
オーロンゲ「うばっしゃあ！！」
鋼の拳と漆黒の突きがぶつかり合う。
ヨースケ「うわッまぶしっ」
「ってアレ？ピクシーが消えて…」
アロエ「上だよ！くらえコメットパンチ！」
ヨースケ「うわオーロンゲリフレk…」
オーロンゲ「うばっ！」
アロエ「ようしクリーンヒット！」
ヨースケ「くっ…なかなか素早い…」
アロエ「もう一発コメットパンチ！」
ヨースケ「オーロンゲ今度こそリフレクターで防御してくれ！」
オーロンゲ「オオオッ！」
アロエ「さすが”いたずらごころ”」
「速い。」
ヨースケ「オーロンゲは特性で誰よりも早く変化技を使うことができる。」
「ましてやピクシーが追いつけるワケがない」
アロエ「リフレクターを貼ったくらいで油断しないほうがいいんじゃない？」
ヨースケ「言ってろ、オーロンゲ！じごくづき！」
オーロンゲ「ウッシャア！！」
アロエ「ピクシー、受けてあげなさい。」
ピクシー「ぴっく♪」
ヨースケ「うしっ当たった…ん？」
アロエ「どうしたんだい？ピクシーには傷一つついていないようだが…」
ヨースケ「なにィ？」
「これは…防御が上がっている？」
アロエ「御名答」
「あんたのオーロンゲのじごくづきがヒットするすんでのところでコスモパワーを使用させたのさ。」
「果たして耐久が上がったピクシーを突破できるかな？」
ヨースケ「…フン、ちょっと甘いんじゃないんスかぁ？」
アロエ「なに？」
ヨースケ「一つ思い出したことがあるんスけどよォ〜」
「イッシュ地方にフェアリータイプのポケモンは存在しないらしいじゃないですかァ」
アロエ「…それがどうしたってんだい？」
ヨースケ「つまりイッシュ地方のピクシーはノーマルタイプというコト…」
「それならこれが効くでしょ！」
「オーロンゲ！アームハンマーッ！！」
オーロンゲ「ぶっしゃぁぁぁぁぁぁぁあ！！」
アロエ「格闘技だって！？」
ピクシー「ぴっ…」
振るわれた剛腕はピクシーの胴体にクリーンヒット。
弱点攻撃を受けたピクシーの身体は無情にも後方はフッ飛んでいく。
アロエ「ピクシー！」
ピクシー「ぴっ…ぴぴっ…」
ヨースケ「どうよ！この一撃、再起不能になっちゃったんじゃないの！？」
アロエ「くっ…」
「なんちゃって」
「ピクシー」
「ねがいごと。」
ピクシー「ピィィーーーーーッ…」
ヨースケ「ねがいごと…まずい！！」
「オーロンゲ！はやくトドメを！」
オーロンゲ「！？」
ヨースケ「いいからはやく！じゃないと回復しちまうぞ！！」
アロエ「ほんのすこし遅れたようだね」
ピクシーの傷ついた身体は全回復した。
ヨースケ「なんてこった…」
アロエ「それじゃあ第二ラウンドと洒落込むとするか…」
