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は〜い!!では早速書いていきす!
……の前に!!
この作品3話で合計が100超えましたっ…!!
ありがとうございますっ…!
いや〜めっちゃびっくりしましたよ〜
今後もよろしくお願いします!
では、行きましょ〜!!
⚠️いじめ表現あり
苦手な方はUターンを
手紙を書き続けて早2ヶ月
そんな私は高校であまり馴染めていません
私は話すのが苦手なので友人を作ることができないのです
これでも昔は結構喋れていたんだけどね…
アリア「はぁ……今日も学校がんばるか…」
私が通っているのは貴族制の女学院だ
そのせいか、同級生でも上下関係が激しい
その中でも家は上位クラス
でも、私が会話が苦手なせいで人が寄ってこない
困ったものだ
ちなみにカナタさんは隣の学園
ベルヤード学園に通っている
私の通っているフラレイン学園とは真逆で男子校である
なので滅多にお会いすることができないのだ
まあ、正直あまり会いたくはないですが……
そうこうしているうちに学園へ着いてしまった
ここの門をくぐる度に嫌気が差す
どうして私は他の人より話すのが苦手なんだろう
どうして私は人間関係を良好にできないのか
……と考えていたら何かに躓いてしまった
アリア「きゃっ…!」
私はその場に座り込んでしまった
なぜなら、そこに何かがあって、躓いてしまったからだ
それを見ようと顔を上げると思いも寄らないものがそこにはあった
エルル〚グゥグゥグゥ……〛
〚むにゃむにゃ……〛
〚もぉ食べられないのぉ……〛
アリア「……へっ…!?」
顔を上げるとそこには倒れている……
いや、 寝ている女子生徒がいた
取り敢えず話しかけてみることにした
アリア「え…と?ちょっとそこの貴方…?」
「大丈夫ですか…?」
「こんな所で寝ていたら風邪をひきますよ?」
??〚へぁ……??〛
〚………はぇ〜〜…!?〛
〚え…し、失礼しました〜〜ー!!バビュン三〛
アリア「あ…行ってしまった…」
「どこのクラスの子だったんだろう……」
「私のクラスにはいなかったような……?」
その後私はクラスへと向かった
ガラガラ…
アリア「!?」
私は自分の目を疑った
そこには先ほどの桃色髪の女の子が座っていた
いや、座らされていた
たくさんの生徒に囲まれて
あ、さっきの子は同じクラスだったのか…と思いつつ
あたりを見回してみた
何やら様子がおかしい
私は少しづつ近づき、様子を伺おうとしたところ
女の子を囲んでいた他の生徒が甲高い声で笑い出したのだ
私は困惑した
こんなことがあっていいのか
いや、だめでしょう
私は止めようとした………が
忘れていた。私は話すことが苦手なのだ
そう、易易と注意できるわけがない
そう…考えていたのだが…
この後の状況を見て私はさらに戸惑ってしまった
バッシャーーン…!(水が落ちる
いじめリーダー{キャハハハッ!}
{惨めねぇ〜ッ!!}
{こんな派手な桃色髪なんかして…}
{よほど目立ちたいのね?w}
{よかったじゃないッ!}
{今とっても目立っているわよ…?}
いじめっ子{それめっちゃ言えてるっ!!ww}
いじめっ子2{まじそれな!!ww}
??〚…………〛
いじめっ子2{おい、何か言ったらどうだよっ!!}
??〚…………〛
私は水で濡れてしまっている彼女を見て……
思わず口が開いてしまった
アリア「ちょっといいかしら……?」
いじめっ子{はぁ??何、貴方}
いじめっ子2{!!}
いじめリーダー{アリア様…!!}
いじめっ子{アリア……様……?!}
{まさか、あのランベル家の……?!}
さすがに彼女らも私の家の地位は知っていたみたいだ
話しかけたら少しずつ後退りしていた
いじめっ子2{そうよっ…!早く謝ってっ…!}
いじめっ子{っっ〜…!す、すみませんでした…}
アリア「私は別に謝ってほしいわけじゃないの」
「それに…謝るなら私ではなくこの子にして」
「貴方達が虐めていた…この子に…」
いじめリーダー{っっ〜……!!}
アリア「それに、こんなにして…」
「何がしたいの…??」
いじめリーダー{そ、それは……!}
いじめっ子2{アリア様もわかりますわよね…?!}
いじめっ子{この女、家の地位は低いのにこんな派手な桃色髪をしていて……!!}
いじめっ子2{生意気なんですよ…!わかりません?}
アリア「はぁ…そんなことですか…私には分かりかねます」
「それに、この子は生意気なんかではありません」
「こんなにも可愛らしい髪色をしているのに…」
「それこそ、貴方達にもわかりませんか…?」
いじめリーダー{っ……!}
どうやら、私に反撃されて何も言い返せないらしい
ここでの地位はお金と同じ
どれだけお金を持っているかで上位が決まる
彼女らはあまり地位は高くない
私に反撃できるわけがないのだ
だが、私はそういう制度は嫌いだ
なぜ皆自由にできないのか
なぜ同級生なのに上下関係を気にしなければいけないのか
不思議だ
それはさておき……
アリア「お分かりになりましたか?」
「早く彼女に謝ってくださいまし」
いじめリーダー{っっ〜…!!}
そんなに謝るのが嫌なのか黙り込んでしまった
どうすべきか……と悩んでいるうちに桃色髪の女の子は走って教室からでていってしまった
やりすぎたかな……
………というか…!?喋れた!?
自分の意思を伝えることができた!?
私は彼女が出ていってしまったことより私がちゃんと話せた事のほうが衝撃で仕方なかった
アリア「はぁ……いいですか?もうやめてくださいね」
いじめリーダー{わかりましたわ…}
いじめっ子2{はい……}
いじめっ子{…………}
いじめっ子達から言質を取ったあと私は彼女を追いかけるため、足速に教室を出た
アリア「はぁ…はぁ…」
疲れて立ち止まったところ、丁度そこには彼女が座っていた
アリア「こんなところにいたのですね…」
「探しましたよ…」
「さぁ、教室へ戻りましょう」
私が彼女に向けて手を差し出した所、手に衝撃が走った
手を叩かれたのだ
??〚いやだ……〛
〚行かない……〛
〚どうせ貴方もこの髪が鬱陶しいんでしょう?〛
そう話す彼女の肩は僅かに震えていた
そして今にも泣き出しそうな声で私に語りかけている
これは私がなんとかしなければ
アリア「あら?そうかしら?」
「私、その髪とても可愛らしいと思うわ」
「そ、その……いちごみたいで…、///」
??〚…………〛
アリア「え、え…と…、」
「ご、ごめっ…!」
??〚ははっ…!ッ〛
〚いちごみたいってっ…!w〛
〚可愛いこと言うんだねw〛
アリア「え……?」
??〚ごめんごめん!〛
〚本当は貴方はいい人ってわかってたんだけど〛
〚本当にいい人なのか知りたかったの!〛
アリア「(´Д`)ハァ…」
「もぅ…驚かせないでよ〜…ッ!」
エルル〚ごめんって〜…!〛
〚あっ!私エルル・ユーラー!〛
〚エルって呼んでね〜!〛
アリア「は、はぁ…」
「私はアリア・ランベルよろしくね」
エルル〚アリア・ランベル!?〛
〚あのランベル家のご令嬢!?〛
〚し、失礼しましたっ…!!〛
アリア「だ、大丈夫だよ〜…!」
「私友達いなくてね…」
「そういう上下関係嫌いなの」
「だから、普通に接して欲しいな」
エルル〚そっか…!なら、あーちゃんだね!〛
アリア「あ、あーちゃん…?w」
エルル〚そっ!〛
アリア「ふふっ…ッ!」
「なら、エルって呼ぶね…!」
エルル〚わかった!〛
〚あっ!さっきは助けてくれてありがと!〛
〚忘れてた!(*ノω・*)テヘ〛
アリア「も〜…忘れないでよ〜…w」
エルル〚さっ!早く教室帰ろ!〛
アリア「ふふっ…そうだね…!」
次回も見てね〜!!
次回 第5話
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