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父さんからの剣術修行が終わり、次は母さんからの魔術修行だ
僕は魔法を使ったこともなく、見たこともないので少しワクワクしていた
父さんの修行が終わった次の日、母さんのいる裏庭に行った
そこには、綺麗な服を着た母さんがいた
母さんの前に行った後、母さんに向かって
「これからよろしくお願いします」といい深々と頭を下げた
「母さんは魔術を教えてくれるんですか?」
「そうね..教える事は合っているけど80点ね」
「80点?それは何故ですか?」
「教えるのは2つ…難しい魔法と簡単な魔法」
「魔術と魔法は何が違うんですか?」
「魔術は全ての魔法を指す…魔法は魔術の中の1つの事」
母さんは僕の質問に難なく答えてくれた
お陰で魔法の習得はスムーズに進めることができた
「アレクに教えて欲しいのは炎魔法と雷魔法」
「なるほど……何故、この2つなんですか?」
「炎魔法は覚えやすくて、バランスがあるから…ダメージも高いからね」
「雷魔法は覚えにくいけど、戦闘の補助にぴったりの魔法なの」
「剣術を使うならこの2つがおすすめだからね…」
「確かに戦闘の補助が出来るのはありがたいですね」
「…..改めてお願いします‼︎」
こうして、母さんの修行が始まった
♦︎ ♦︎ ♦︎
「魔法はイメージが大切よ」
「イメージ、ですか?」
「そうよ」
「炎を手のひらに乗せるイメージよ」
「な、なるほど…」
僕は体の全神経を手のひらに集めた
そこから、母さんの言う通りにイメージを続けた
すると、手のひらには小さな炎が灯された…ロウソクの様な炎だ
「これが魔法…」
不思議な感覚だった..
体から力が少しずつ抜けていく様だった
「魔法..凄く疲れますね…..」
「それは魔力を使っているのよ…使う魔法によって魔力の消費量は変わってくるの」
「魔力は魔法を使う程、多くなって魔力操作がスムーズになっていくのよ」
「なるほど..強さは本人次第か…」
僕はそれからずっと炎魔法を使った
段々慣れて来て使える幅も多くなり、消費魔力を抑える事もできる様になった
そして…..
「爆炎球(バーン)」
母さんは僕の魔法を見て褒めてくれた
その時は時間も遅かったので雷魔法は次の日にすることにした