昔から自分を隠すのが得意だった

『陽この名門校を何としてでも受かるんだ』

『常に好成績を残しなさい』

『これは、全て』

お前のためであり家のためなんだ

期待されている、期待されている間は、愛されるだからこそ俺は、泣きたくても笑って全てを誤魔化すんだ

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

『テスト返すぞー』

担当教員が教室に入ると共にテスト返却をするという言葉を放ったそれに生徒は、みんなため息をついて愚痴を言う

『グチグチ言うな』

『先生〜要りませーん』

『先生も要りませーん』

狭い教室に沢山の笑い声が響くこれが毎度毎度うるさく感じてしまい仕方がない

『今回満点は┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈』

霧崎 陽

『はい』

1位なんて当たり前、満点なんて当たり前当たり前ができない子は、要らないこれが幼い頃から教えられただから1位を維持するんだ