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「初夜」
続きを待ってくれていたみなさん、大変お待たせいたしました🙏
センシティブあり(🧡🖤)
受けと攻め交代します
地雷さんはお気をつけて!!
一晩中泣き明かした俺を、照兄さんはずっと優しく慰め続けてくれた。
きっとこんなに嬉しいことは無い。
実兄との再会に、俺の胸は躍っていた。
でも、待てよ?
翠仙は華族の中でのみ交合をすると言っていた。
まさか兄さんとも、あんなことやこんなことをしなければならないのか!?
俺は童貞だが基本的な事は知っている。だが未経験で大した物も持ち合わせていない俺は、頭を抱えるしかないのだった。
💛蓮?話があるんだけど…
🖤っうわぁぁ!?
独りで赤面していた所に、照がやって来た。本当にこの人には気配が無い。いつも突然現れる。
💛そんなに驚く?
🖤兄さんってこんなに影薄かったっけな…
💛ねぇー聞いてる?
🖤あ、はい。聞いてます。
💛就任後の話をしたいから、身支度をしたら居間においで。
🖤わかりました。すぐに。
💛うん、じゃ。
幼少期の優しく可愛らしい兄の姿しか想像出来ないが、彼は夜どんな具合なんだろうか。
俺はまたそんな煩悩に悩まされた。
🖤兄さん、蓮です。入りますね。
襖を開いて中に入る。
其処には兄と、この里で初めて会った人、翠仙が居た。姿を目にするのは半年振りだ。
💚蓮!久し振りだね。元気にしていた?
🖤はい。お陰様で約束を果たせました。
💚約束のつもりで言っていなかったんだけどね。流石、照の弟だ。
🖤翠仙さんは、俺たちが兄弟だと知っていたんですか?
💚うん。照の弟自慢がすごくてね。耳にタコが出来るかと思った。
💛だって蓮はすごいでしょ?
💚はいはい。さっさと話を進めましょ。この調子じゃあ埒が明かない。
💛分かったよ。まずは任務の全容からだね。ちゃんと説明してなかったし。
💚そこからか。…面倒だけどいいや。華族となった者が里を守る役目を負うのは知っているね?
🖤はい。
💚華族は敵襲があったら直ぐに駆け付けて、面を被って戦うんだ。相手に素性が知られないようにね。里には髪や瞳の色が変わっている人が多いから。
🖤面ですか。兄さんがしていた般若面のような?
💚そうだね。華族の座はあと二つだから、面もあと二つ。蓮はどちらがいい?
🖤俺が選ぶのですか。
💚うん。君が決めていい。
翠仙が差し出したのは黒い鬼の面と、白い狐の仮面だった。俺は黒鬼の方を選んだ。
💚あと話してないのは…初夜の話になるかな。
初夜、という言葉に体が思わず強ばる。崩れかけていた正座を直して、翠仙の話に一層強く耳を傾けた。
💚華族はより強い色華の子供を残すために、兄弟全員と性交をするしたきりがある。そして初夜の相手には、年が一番近い兄が受け持つことになっているんだ。だから蓮の場合は”向日葵”だね。
💛あいつかぁ…。ちょっと心配だな。
💚それは大丈夫だとは思うけど。でも俺が初体験を頂けないのは少し不服だな。
🖤えぇ…
💚冗談だよ。笑
指を口に当てて翠仙が笑った。やっぱりこの人は俺を狙っているらしい。
💚初夜の指南が終わったら、年の若い順に兄弟と夜伽をする。期間は決まっていないから、ゆっくり訪ねてきてね。
🖤はい!
💚じゃあもう今日から行ってみようか。
そう言われて俺は直ぐに送り出されてしまった。
もう少し準備などをする時間があると思っていたので、正直戸惑っている。
翠仙は向日葵という人の家までの簡単な地図を書いてくれたが、雪景色だからか周囲の特徴が分かりづらい。
これでは迷子になってしまいそうだ。
~♪
🖤…?
何処からか笛の音が聞こえてくる。
俺はその音に吸い寄せられるようにして、近くの家の前まで歩いていった。
外装に凝っていて、西洋のような雰囲気の建物だ。壁は煉瓦で出来ている。持ち主は相当な物好きだな。
俺がぶらぶらと散歩がてら見ていると、中から淡い朱色の着物を身に付けた男が出てきた。
🧡おーいらっしゃい!君が黒蓮?
🖤こく…?
🧡あれ、兄さんから聞いてへん?華族にはそれぞれ異名があるねんけど、君は「黒蓮」や。この間の会議で決まったん。
関西弁で流暢に喋る男は、にかっと笑って見せた。
🖤へぇ…知りませんでした。貴方が向日葵さんですか?
🧡せや!ほんまの名前は康二。向井康二や。好きに呼んでな!
🖤俺は蓮です。本日からよろしくお願いします。
🧡こちらこそよろしゅう。
確かに太陽の下で花開く向日葵のような人だ。怖い人ではなさそうで少し安心した。
🧡照兄とはほんまの兄弟やって聞いたんだけど、あんま似てへんなぁ。
🖤よく言われます。
🧡そ。まあ立ち話もなんだし、中おいでや。
🖤はい。
雪がしんしんと降っている。縁側に張られた木材も酷く冷え込んでいて、俺の足を底冷えさせた。
康二は慣れているのか、裸足でぺたぺたと歩いている。
🧡蓮は幾つ?俺は18。
🖤俺は17です。
🧡じゃあ一つしか変わらんし、そんな畏まらんくてええよ。
🖤はい…あ、えっと、うん。
🧡ん。それでええで。
康二はまた太陽みたいな笑顔を見せた。
囲炉裏の火に当たっていると、康二が後ろから抱き付いてきた。
🧡蓮、寒そうやな。俺があっためたるで。
仔犬みたいに人にくっつく人だ。背中だけ温められてもどうしようもないけれど、くすぐったくて俺は笑っていた。
康二は人懐こく明るい人で、人見知りの俺が打ち解けるまで時間はかからなかった。大分緊張もしていたが、夜になる頃には随分とましになっていた。
そして遂にその時がやって来た。
自然と体が強ばる。深呼吸をしてから、閨の障子を開いた。
🧡待ってたで。覚悟はええな?
🖤はい。えっと…
🧡どした?
🖤俺は何をすれば…
🧡蓮はそのままでええよ。
くすりと笑い、康二は俺の唇にそっと接吻をした。柔らかい唇の感触と温もりが己の唇に残る。
そのままゆっくりと押し倒された。
🧡そんな緊張せんで。優しくするから。俺に身を任せて。
優しい眼差しが向けられる。橙色の行灯に照らされて、笑顔が輝く。
康二は少しずつ浴衣を脱がしながら、露になった俺の体のあちこちに優しい口付けの雨を降らせていく。
🖤…んっ、あ
声が上擦って、抑えられない。
恥ずかしくて思わず口に手を当てると、康二は俺の手を退かしてまた接吻した。舌が絡み合って、さっきよりもずっと深くなる。
🧡声我慢せんで。ちゃんと聞かせて?
🖤やっ…恥ずかしい…
🧡んふ、かわええな。ほんまに。
🖤可愛くなんか…あっ!
見ると、康二は方胸を舌で転がし、もう片方の乳首を指で捏ねていた。こんな平たい胸なんか見目は良くないだろうに。
それでも触られるごとに、電気が走ったように体がびくりと跳ねる。それらはやがて甘くほどけていく感覚になり、体の力が抜けていく。
🧡あはっ♡もうとろとろやな。
不意に、下の穴に指が侵入してくる。目の前のぎらついた目に見つめられ、どきりとした。それこそ仔犬ではなく獣のような。
🖤いやあっ…
卑猥な水音を立てて中を掻き乱される。腰が勝手に揺れてしまう。
頭がぼんやりして、顔に火が着いたように熱い。
🧡蓮、感じやすいんやな。
康二が優しく笑う。いつの間にか彼も浴衣を脱いでいた。細いけれども鍛えられた体を見ると、恥じらいが強くなってくる。
🖤うぅ…
🧡大丈夫。初めてやし俺がいっぱい可愛がったる。痛かったら言うてな。
康二は自分の物を俺の女陰に宛がい、ゆっくりと挿入した。俺の下腹部には圧迫感が押し寄せる。
🖤あっ…
でも不思議と痛みはほとんど無く、寧ろ快楽の方が強く俺を襲った。
🧡きっついな…痛くない?
🖤だぃ、じょぅぶっ、あぁっ♡
🧡俺ももう我慢できひんわ。動くで。
🖤んうっ、あっあっあんっ
こんな感覚知らない。出ている声が俺じゃないみたい。乾いた肌がぶつかる音が頭に直接響いてくる。どちらからともなく指が絡み合い、俺は思わずぎゅっと握った。
恥ずかしい…でも気持ちいい。
羞恥と快楽が代わる代わる押し寄せる。康二は俺の瞼に口づけてから、耳元で低く囁いた。
🧡好きやで、蓮。
🖤俺も、好きっ…!
声も絶え絶えになりながら俺が答えると、二人はほとんど同時に果てた。熱い液体が俺の中に吐き出される。
乱れた布団に二人で寝転ぶ。
俺が息を整えていると、康二は俺の陰茎を弄ぶように撫でてきた。
🧡俺、こっちも欲しくなってもうた♡
🧡あっ…れん上手っ♡もっと、もっとぉ♡
康二の中はとっくに濡れていたのか、俺が弄ると蜜が止めどなく溢れてくる。
俺が指を動かすと敏感に腰が跳ねる。その光景に堪らず舌で解すと、康二は絶頂に達したのか潮を噴いた。
人の体とはこんなにも魅力的なものか。言葉を失うほど彼が艶やかに見える。
康二はまた俺の上に股がると、俺のモノをしゃぶり始めた。
🧡んふ、きもひぃ?
🖤あっ!汚いからっ…!
🧡汚くなんかないで。
康二は俺の元気になった肉棒をさぞ美味そうに舐める。妖艶なその仕草に、鼓動が早鐘を打つ。
俺は呆気なく口の中に白濁を放った。
🖤あっ!出るっ
🧡んっ…いっぱい♡
わざと舌を出して見せつけてくる。この人は夜になると意地悪だ。
🧡俺の中にもいっぱい出してな?
康二はまた耳元で囁く。その声を聴くと術にかかったように何も考えられなくなってしまう。
俺は気づけば夢中で腰を振っていた。
🖤はあっ、はっ、はっはっ
🧡あっ、はげしっ…!あんっ、あぁっ♡
俺のが全部持っていかれるんじゃないかと心配になるほど締め付けられ、我慢ができなくなる。
🖤気持ち、いいっ?
🧡うん♡めっちゃええでっ
🖤あっ、いく、もう出る…
🧡一緒に逝こぉ?
🖤くっ!!
🧡あ~っ!
どっと押し寄せる快感の波に呑まれ、俺は意識を手離しかけた。
疲れて動けない俺に、康二は愛おしそうに首に手を回して口付けをした。
また欲が掻き立てられ、彼の腕に顔を擦り寄せる。
🖤…もう一度したくなっちゃう。
🧡ふふふ、する?
🖤んぅ、でも、ねむくなってきた…
🧡ほんまに可愛ええなぁ。無理せんでええよ。
康二は俺の頭を優しく撫でてから、掛け布団に一緒に入った。
🧡俺、弟出来るのずっと楽しみやってん。来てくれたのがこんな可愛い弟で嬉しいわ。
🖤ふふっ。俺も康二とできて嬉しい。
傍らの温もりと多幸感を噛みしめ、俺は遂に眠くなってきて目を閉じた。
向日葵の花言葉
「あなただけを見つめる」
「願望」
次回も読んでくれると嬉しいです。
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