ある日 、2通の手紙が
姉から渡された .
三本くんに渡すよう言われたとのこと
〝 きみに寂しい夜が訪れた時用 〟
1通目の便箋にそう表書きされていて
「寂しい夜 . か」
次に2通目の便箋
2通目の便箋には
〝 すきなときに読んで 。 〟
と 、表書きされていた
「…」
2通目の便箋を開封し 、折り畳まれた
手紙を開く
そこには、ひとつの質問があった
Q _ . 月が綺麗ですね 。
A _ .
記入欄もちゃんと用意されていて
A _ . 月はずっと綺麗でしたよ
「変な人 、笑 」
こんな告白の仕方 … あるんだ 。
三本さんって
こんな美しい告白の仕方するんだ
彼は … 月よりも遥かに美しい
月を明るく照らす無数の星にいつか私はなる
キラキラと 、ひかり続ける星を
好きなアノ彼へ.
そして悲しい思いさせない未来を
私 から 彼 へ捧げたい
「手紙のお返事 … 書こうかな 、」
上機嫌で 、片手にペン握り
ほぼ麻痺しかけている手を動かし
文字を記入する
なるべく読めるような字で
一文、書いた。
Q _ . 海が綺麗ですね
A _ .
彼と同じような形で手紙を書き
その日をのんびりと、過ごした
コメント
4件
前クラスの人が日記に先生に書いてたやつだ、w いいよねこういう告白。 してみたい(?)
現代の夏目漱石だ、良いな。月に愛を背負わせたり海に恋を乗せてみたり、すげー情緒的で好き あれだけ美しいもの、何かしら乗せたくなるのも分かる気がする
告白だーーー!!!!!