テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
弥兵衛は寺に住み込みで下働きをしていた。
この村の寺は行事が多くて、弥兵衛は何かと忙しかった。
「どうだ、寺まで散歩してみないか?」
弥兵衛に誘われて、惣吉は急いで姉の用意してくれた朝飯の握り飯と冷や汁を掻き込むと、寺に向かって歩き出した。
(子供の頃はこの寺の境内で、よくかくれんぼをして遊んだものだ。
こうして今来て見ると、何もかもが思いの外、小さく感じる。)
惣吉は奉公先で経験した色々なことを思い浮かべて、切なくなった。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!