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「責め恋」政宗一臣先生Ver.

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「責め恋」政宗一臣先生Ver.

第63話 - 番外編　９

3

2025年05月25日

#大人ロマンス

#イケメン

#医者

#恋愛

#ドS

#第4回テノコン

蒼乃　月

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蒼乃　月

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「……待って、まだ、お風呂だって……」

彼女の声を聞かずに、ベッドに投げ出されしどけなくほどけた髪を掻き上げて、首筋に口づける。

「いいえ、もう我慢がきかないと、そう言ったでしょう？」

首筋から鎖骨へと唇で辿る。

「……でも、さっき踊って汗だって……」

ドレスを肩から脱がせて、露わになった胸の膨らみに片手で触れた。

「……ぅんっ…や…」

腰が一瞬ベッドから跳ねて、胸の突先がぴくんと震える。指先で摘まみ唇で啄んで、濡れた舌を這わせた。

「あっ…ぅん…」

背中を抱え後ろに手を回して、ドレスのファスナーを下ろしながら、

「私に全て委ねればいい」

スカーフタイを片手でほどき、シャツのボタンを外し袖から腕を抜いた。

抑えられない衝動に彼女のドレスを剥ぐように脱がせてしまうと、ボトムのベルトを引き抜いた。

滑らかな太腿をなぞり上げて、下肢の間に膝をぐっと割り込ませる。

そのまま彼女の脚を横に開いて、下着の上から指で弄ると、そこはしっとりと濡れそぼっていた。

「こんなにも、抱かれたくて…？」

口にして、指先を布地の隙間から探り入れた。

「…ん…先生だって、こんなに……」

既に隠せなくもなった下腹部の盛り上がりに、彼女の手があてがわれた。

「あっ……っ」びくっと中心が波打って、耐えられずに引きつれた声が漏れる。

「……私を触ってはッ……ん…」

中に入り込んできた彼女の手が直（じか）にそこを握って、後ろに腰が引ける。

彼女の下着を下ろして、差し入れた指でとろりと潤っている綴じ目を左右に押し開くと、くちゅりと糸を引いて粘り気が垂れ落ちた。

「……ぅん…」

身悶えた彼女の手が、一層強く屹立（きつりつ）を掴む。

私の手に呼応するように、彼女が親指の腹で先端の切れ込みを擦って、溢れ出す透明な滴が止まらなくなる。

「……ん…あぁ…」

こぼれる吐息を抑えようと、唇を貪り求めるが、

喉を上がる息を収められずに、欲望は堪らないくらいに膨れ上がって、

彼女の身体を腕にきつく抱き締めて、「挿れても……」荒い息の下から訊くと、

「こうやって、挿れて……」と、下腹部に乗り上げて、手で掴んだものを自らの奥へ迎え入れた。

不意のことに驚きが隠せずに、「……んっ…ああ…さっきは、あんなに嫌がってもいたのに…どうして……」息も整わないまま切れ切れに尋ねた私を、

「……だって、」と、彼女が赤味を帯びた艶っぽい眼差しで見つめて、

「……やめてって言っても、きっとやめてはくれないから……だから、それなら私の方からって……」

そう言って、「このまま、抱いて……」と続けるのを、堪らずに腕に抱きかかえると、ベッドの背もたれに自らの体を預けて起き上がった。

「……こうしてると、一臣さんと、もっとくっついていられる……」

座位で向き合うと互いの胸が重なり、熱い鼓動を感じた。

「……君は、どこまで、私を好きにさせれば……」

「……好きになって…もっと、どこまでも……」

もう離せないと思う。

下から貫いて突き上げながら、彼女が愛おしくて、ただ離れがたくて──

「……あぁっ」

声を上げて達してもまだ離せずに、その愛しい身体をきつく抱き締めた。