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〜💛side〜
『簡単に罠に掛かってくれるとは思いませんでしたよ。』
💙『お前!』
阿部から教えてもらった街で暴れている怪物たちとは別の奴がいるってやって来た場所は大きな人気のない倉庫のような所だった。
警戒を強めて中に入ってみたけど何も変わった様子もなかった。
『おや?誰かと思えばまさかSnowManの4人ですか。』
💛💙❤️🖤『………………!』
誰も居ないと思っていたけど俺たちの目の前に1人の男が居た…。
姿は俺たちと変わらないけど怪しい闇の雰囲気を醸し出しているその男は間違いなく奴らの闇と繋がっている奴だ。
💛『白々しい事言うなよ。街で暴れている怪物はお前らが産み出したんだろ?』
❤️『俺たちを分散させる。これが狙いか?』
『もう全て分かってらっしゃるのですね。』
🖤『質問に答えろ。』
『まぁそんな事ですよ。こうでもしないと皆さんには勝てませんからね。』
💙『…舐めてんのか!』
『まさか。』
…何だこの男の態度は。
街で暴れている怪物たちはふっかたちが全部倒したはずだし俺たち4人に詰め寄られているはずなのに全然冷静だ…。
なにか企んでるのか…?
💙❤️🖤『………………。』
3人も同じことを思ったのか静かに男を睨みつけている。
『ではこちらも始めましょうか。せっかく来て頂いたのですから。』
💛💙❤️🖤『……………………!』
男が指を鳴らすとどこに居たのか倉庫の中には部下と思われる男たちが出てきた。
しかもかなりの数…。
これが彼奴が冷静な態度を崩さなかった理由か?けど…
💙『おい!部下をいくら呼ぼうと雑魚ばかりで俺たちに勝てると思ってんのかよ!』
そうだ。
周りに現れた複数の男たちからはそんなに強い気配を感じない…。
なんだ?何を考えている?さっぱり読めない…
阿部にテレパシーを送るか…?
『さあ何処からでも掛かって来てください!』
💛『…みんな気を付けろ。何か考えてる。』
💙『ああ!』
❤️『そうだな。』
🖤『もちろん。分かってる!』
男が両手を広げながら大きな声を上げるとそれが合図になり、周りの部下たちが一斉に動きだした。
それを見て俺達も動きだす。
💙『まとめて倒してやる!』
翔太が両手に能力の水を出して攻撃しようとした時だった…。
💙『…なっ!能力が出ない…!?』
❤️『翔太!』
翔太の両手から水が出なくて逆に翔太は敵に囲まれて攻撃を受ける直前だった。
💛『はあ!』
『ぐわああああああああああぁぁぁ!』
俺は向きを変えて翔太の所に向かって持っていた刀で男たちを一気に斬り倒した。
💛『大丈夫か?』
💙『…悪ぃ。助かった。』
翔太を助けられたけど俺も筋肉強化できないし電気も出ない。舘さんとめめも同じだった。
能力が出せない…。どうなってる…?
🖤『おい!何をしたんだ!』
『ふふふふふ。今体験された通り、皆さんの能力を封じさせて頂きました。』
❤️『能力を封じるってそんな事が…』
『こちらですよ。』
男が右の掌の上に乗せている不気味な紫に輝いている水晶玉。
『この水晶玉は特殊な物でして。闇で作られているので皆さんの力を吸い取らせていただきました。』
💛『…俺たちの力を吸い取った…?まさか!』
『そうです!このように…!』
💛💙❤️🖤『……………………!』
男の水晶玉から水が出てきて俺たちは咄嗟に身体を動かして攻撃を避けた。
💙『俺の能力を…!』
翔太のだけじゃない。
俺たち4人全員の能力が奴と部下達みんな使えるのか…
『では続きと行きましょうか!』
男が言葉を出すと止まっていた部下たちがまた動き出した。
俺たちは刀で応戦していく。
けど奴らは能力を使って攻撃してくる…
対して俺たちは攻撃も何も出来ずに避け続けることしか出来ない…
能力の威力も全部俺たちのそれと変わらない…
何人かは刀で斬って倒せるけどそれも数人だけ…
…このままじゃ俺たちは全滅だ…
💛『…ゔっ!』
攻撃も避けきれなくなってきた…
俺の能力を自分で受けてみるととても強力だな…
毎日筋トレを頑張ってる甲斐がある…
って今はそんなことを考えている場合じゃない。
何とかこの状況を変えないと…!
あの水晶玉を壊す方法を考えろ…!
『終わりだ!』
けど男の声が響きわたり部下の奴らが俺たちの能力を一斉に出した。
💛💙❤️🖤『……くっ!』
覚悟を決めた俺たちは目を閉じた。
『…ぐっ!ゔわあああああああああああぁぁぁ!』
パリーン!
でも攻撃が来ることはなくて男の叫び声となにか…おそらく水晶玉が割れた音が聞こえてきた。
不思議に思って目を開けてみるとそこには…
🩷『終わりなのはお前だ!』
🖤『佐久間くん!』
💛💙❤️『………………!』
ピンクと白の小さな粒子がどんどん形になって行って男の側には佐久間がいた。
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