この作品はいかがでしたか?
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「アメリカ!!起きろ!!」
誰かに呼びかけられて俺は目を覚ました。
「アメリカ。お前どうして寝てるんだよw」
こいつはロシア。戦時中は俺と連合国として仲間だった。その当時はソ連だったが。
「結構寝てましたねw」
こいつはイギリス。イギリスも同じく、戦時中は連合国として仲間だった。
「連合国として」と言っても今も仲がいいんだけどな。
今日は久しぶりに会う約束をしていて、ロシアの車で行き来していた。
「あっ!私ここら辺で降りまーす」
イギリスが声を上げた。
ロシアもそれに対して
「今車停めるわ」
そう言った。
「俺も降りよっかな」
「お前、もう降りるのか?もしかして俺と乗ってるのが嫌だからか?」
ロシアは苦笑いして言った。
「お前が大変だろ?」
俺はそう言ってここで降りることにした。
ここから徒歩で家に帰れるから降りても問題は無い。
俺は日帝を殺した事を後悔している。
こんな俺に生きてる価値なんてあるのか?
俺は今最上級に落ちこぼれだ。
「あっ!アメリカさん…」
「日本…!?」
今話しかけてきたのは日本。先祖に日帝が居る。
会うのはとても久しぶりだ。
こいつは俺が日帝を殺した事を知らない。
でも先祖に日帝という人物が居るのは知っている。
「久しぶり…ですね。こんな所でどうしたんですか?」
「今ロシアとイギリスと会ってたんだ。その帰り。」
「そうですか…私は今仕事の帰り道なので…」
「お前も大変だな。こんな夜遅くまで」
「でもアメリカさんと会えてよかったです。お陰で元気出ましたし…」
あぁ日本。それはこっちの台詞だ。
今の俺の救いはお前だけだった。
だからずっと会いたかった。
日本が救いなのは優しいのもある。だけど俺は日本に日帝の面影を見ていた。
顔も声も性格も雰囲気も全然違う。
なのに俺はどこか面影を見ている。
「そういえば!明日空いてますか?」
「夜?夜なら空いてるけど…」
「久しぶりにゆっくり話したいです…明日会えるかなと思って…」
「良いのか!?」
「勿論ですよ。では明日決定で」
あぁ。こういうところだ。日本が優しいのは。
「ありがとな!日本!また明日な!」
俺は日本と話しているだけで元気になれた。
俺はその日夢を見た。
あの日の悲劇、戦争の夢を。
宮藤唯來「どうだった〜?アメさんと日本の関係、マジで好きすぎるんだよねw」
宮藤唯來「今回も♡、コメント是非!」
宮藤唯來「続き、楽しみに待っててね〜!」
宮藤唯來「それでは!バイチャ!!(/ω・\)チラッ」
コメント
2件
最高です!!