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ミスズ「おはようございます、アリアさ ん…」
アリア「おはようございます!ミスズさん!」
ミスズ「元気ですね…」
アリア「ミスズさんは朝が弱いのですね」
ミスズ「えぇ、まあ」
アリア「早速中へはいりましょうか!」
アリア「おはようございます!」
アリアが挨拶をすると前から美しい老女がゆっくり歩いてきた
???「よく来ましたね。アリア、みぃちゃん」
ミスズ「え!?グレースおばあさま!? なんでここに?」
グレース「おや、昔言ったでしょう?
私は時々孤児院を手伝いに来ているよ?」
ミスズ「た、確かにそんな事言ってたような…」
グレース「ふふ、みぃちゃんは相変わらずねぇ〜」
グレース「今からお祈りの時間だから子供たちに自己紹介しましょう」
ミスズ「分かりました!」
グレース「みんな、今日は魔法使いさんが来てくれていますよ、自己紹介をしてもらいますね」
ミスズ「ミスズ・ファーレスです!よろしくね!」
子供たちが元気に拍手をした
少年1「ミスズ姉ちゃん!どんな魔法が使えるの!?」
少女1「見せて見せて!」
少女2「魔法使いさんってお薬作れるの?」
ミスズが自己紹介を終えた途端子供たちが目を輝かせて質問をしてきた
横に居るアリアはあらあら、と頬に手を置いている
グレース「みんな、ミスズさんが困っていますよ?質問はお祈りしてからにしましょうね?」
子供たち「はーい!」
グレース「では、手を合わせて…」
グレースがそう言うと先程まで騒がしいかった子供たちがシン…と静まり手を合わせた
グレース「…はい、みんな祈れましたか?」
少女1「祈れました!」
グレース「5歳より上のみんなはお洗濯を手伝ってくださいね、他の子はアンリちゃんやミスズちゃんと遊んでてね?」
子供たち「はーい!」
グレース「アリア、洗濯を手伝ってくれますか?」
アリア「分かりました、洗濯はお任せください!」
グレース「アンリちゃん、みぃちゃんにお庭を案内してちょうだい」
アンリ「は〜い!行こっミスズちゃん!」
ミスズ「うん!」
アンリ「ここが庭だよ、子供たちが毎日走り回ってるの、あとはそこで洗濯物を干すかな」
ミスズ「広いね〜、」
アンリ「そうだね〜」
少年たち「姉ちゃんたち!遊ぼ!」
少年たちが遊ぼう!鬼ごっこしよう!と2人の手を引っ張る
少女たち「だめよ!お姉さんたちは私達とお花でかんむりを作るの!」
少女たちはもう片方の手を引っ張る
少年たち「鬼ごっこ!」
少女「お花!」
少年少女たちはウー!と睨み合いをしている
アンリ「まあまあ!どっちかが鬼ごっこしてどっちかがお花でいいんじゃない?ね?」
少女たち「確かに!」
少年「姉ちゃんたちすげえ!」
アンリ「ありがと、私は鬼ごっこしようかな〜?」
ミスズ「じゃあお花でかんむり作るね?」
アンリ「よろしく〜」
アンリがなだめると子供たちはすぐに納得した
少女2「ミスズお姉ちゃん!ちょうちょ出して!」
少女3「ちょうちょ出せるの!?みたい!」
ミスズ「うん、いいよ!」
ミスズが杖を振ると色とりどりの蝶が現れた
美しい蝶はミスズ達の周りを飛んでいる
少女たちは目を輝かせている
少女2「きれい!お姉ちゃんすごい!」
少女4「お花も出せる?」
ミスズ「もちろん!行くよ〜!」
さらに杖を振ると地面にたくさんの花が咲いた
少女たちはその花でかんむりを作る
ミスズ「みんな上手だね〜」
少女3「私たち毎日やってるんだよ!」
少女1「すごいでしょ!」
ミスズ「うん!すごく綺麗に作れてる!」
少女たち「えへへ〜」
ミスズは青い空を見る
ふと横を見ると隣の木の下に少女がいた
ミスズは小声で聞く
ミスズ「ねえねえ」
少女4「なあに?」
ミスズ「あの子は?」
少女2「あ〜、あの子はルアちゃん、あんまり喋ってくれない子なの」
少女3「11歳のルイくんっていうお兄ちゃんがいるのよ」
ミスズ「へぇ〜…」
つづく