美郷は新たなターゲットを探しいた。遠くを歩くダンディな男性を見つけてこけるふりをした。
「大丈夫ですか?」男性は美郷に手を差しのべた。
「すみません。」美郷は可愛げな声で謝った。
「いいえ今度お食事でもどうですか?」男性が誘ってきた。
「良いんですか。」美郷は手を叩き喜ぶふりをした。
翌日美郷は男性を待った。
「すみませんお待たせしました。」
「いいえ。」美郷は嘘の笑顔を浮かべた。
「僕の行きつけの見せたなんですよ。」男性は美郷を案内した。
「素敵。」
「名前聞いてなかったな。」男性は照れながら言った。
「香織です。」美郷は偽名を言った。
「僕は藤田真です。」真は爽やかな笑顔で言った。
「私は花屋で働いています真さんは?」
「僕はワインソムリエをしています。」美郷は色目を使って
「明日家に行って良いですかワイン飲みたい。」とねだる。
「勿論香織さんが来てくれるなんて。」真は喜んだ。
次の日の夜美郷は真のマンションに行った。
「どうぞ。」
「お邪魔します。」美郷はわざと谷間を見せた。
「座って今持ってくるから。」
「わかりました。」真は自慢気にワインを冷蔵庫から取り出した。
「イタリアのワインなんだ。」
「いただきます。」美郷はこっそり睡眠薬をワインに入れた。
「君は美しい…。」真は美郷の胸に手を伸ばしながらワインを飲んだ。
「真さん眠い?寝たら。」美郷は真を眠らせワインと金を盗みマンションを出た。
真は眠りから覚め美郷を探し回りワインと金が無くなっているのに気づいた。
「騙された…。」美郷は盗んだワインを飲みながら金を金庫に入れた。
「彼奴キモかったけど良いワイン手に入ったしはぁ美味しい。」美郷は恍惚な笑顔で次の計画を立てていた。