美郷は可愛い感じの男性に目をつけてわざと道を迷うふりした。
「どうされましたか?」
「此処に行きたいんです。」
男性は手招きして
「僕も今からこのカフェに入るんです。」と爽やかな笑顔で言った。
「良かったら一緒に食べません?」
「はい!」男性は嬉しそうに返信した。
「お姉さん仕事何してるんですか?」
「花屋で働いてます。」美郷は少しセクシーな声色で言った。
男性は息を飲みながら
「僕はフリーターです。」と答えた。
「職を転々としてるんですね。」
「まぁ…母さんには定職しろと言われてるのですが。」男性は苦笑いで言った。
「甘い好きなんですね今度甘いデートしません?」
「僕スイーツつくりますよ。」
男性は照れながら言った。
「楽しみ。」美郷は嘘をついた。
翌朝美郷は男性の家に行った。
「いらっしゃいえっと僕彰君は…。」
「まゆみ。」美郷は偽名を言った。
「まゆみちゃん今作るから待ってて。」
「わかった。」
美郷は嘘の笑顔を見せた。
「紅茶淹れるね。」
「うん。」美郷は紅茶に睡眠薬を入れた。
「出来たよ。」
「いただきます。」彰は紅茶を飲み深い眠りに落ちた。
美郷は財布から金を盗み家を出た。
「まゆみちゃん…。」彰は辺りを探して金が盗まれたことに気づいた。
「クソー!」美郷は高笑いしながら金庫に入れた。
「あのケーキ大したことなかったわ。」美郷は次の計画を立てていた。
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