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「あれ?君が噂の鬼狩り?」「え?」
誰だ、この人………
「あ、急に話しかけてごめんね、俺は粂野匡近、鬼殺隊士だよ」
「くめの……まさちか」
あれ?なんだっけ…‥聞いたことがある………あ!この人って!!
俺がまだ前回の世界にいた時、悲鳴嶼さんにこう聞かれた
『玄弥、玄弥は友人はいるか?』
友人………
「え?友人?………居ませんね、俺には」
「友人がどうかしたんですか?」
俺は不思議に思って聞いてみた
『いや………今日は不死川の友人の命日でな』
「あ、兄貴の友達の命日!?」
『あぁ』
「兄貴の友人って、どんな人なんですか!?」
『友人の名は粂野匡近と言ったな……』
『粂野は優しく、時に厳しく、良い人だったと言っていた』
良かった…………兄貴、友達居たんだ………
あ!この人が、クメノマサチカサン?!
「あ…………はい、俺がその鬼狩りです」
「そっかぁ!凄いなぁ!その年で鬼狩りするなんて!」
「名前は?なんていうの?」
どうしよう………なんて言おう
不死川だったら、もし兄貴が鬼殺隊に来た時にバレる………あ!!そうだ!!
「俺は………”鬼喰”玄弥」
鬼喰、それは鬼喰いの読み方をちょっといじった読み方だ
きっと鬼喰なんて苗字居ないだろう、そう思いつけた
「鬼喰?なんて書くの?」
「鬼って漢字に、口辺に食べるって書く」
「わぁ、まるで鬼喰いみたいだ!!!」
そりゃそうだよな、こんな漢字()
「う”っ!!」
どうしよう………言うか!?いや………
「………無理に言わなくてもいいよ?」
「え?」
粂野さんは、炭治郎に似た笑顔をしていった
「言いたくない事なんだろ?なら、言わなくてもいい」
なんだろう………この人にならいってもいい気がする
「…………俺、実は鬼喰いをしてるんです」
「え?鬼喰い!?」
と、驚かれた
「鬼喰いって、あの?鬼を食う??」
「はい」
「・・・」
「それに俺は剣士としての才能はないけど!!」
「俺は、鬼を滅さなきゃいけないんです!」
「だからお願いします!俺を鬼殺隊に入れてください!」
「………分かった、けど、俺が見る限りは君、剣士としての才能はあると思うよ?」
「え?」
急に何言い出すんだこの人は(((
「いやいや、えっと…………クメノサン、知ってますよね?俺が鬼喰いってこと」
「うん!けど、君の身体付きを見る限り、剣士としての才能は十分にあるかな!!」
………でも、俺には才能なんてないんだ
流石に人生二回目をしてるんだから分かる、呼吸の使い方をやってみても、ダメだった
だから、俺なんて………いやいや!何考えてるんだ!俺は、鬼殺隊に入りたいんだ!絶対に入って、それで鬼を狩る!!
「それと、俺は匡近でいいからね?!」
何言ってんだこの人??年上としての自覚はないのか??
「いやいやいやいや?!何言ってるんですか?!貴方年上ですよね?!」
「そうだよ!けど、粂野さんなんて、なんか嫌だもん♪」
「えぇー………」
なんかこの人………面白いな()
「えっと…………匡近さん」
「ん?何?玄弥くん」
「俺に、育てを紹介してください!!」
「………うん、いいよ」
「鬼喰玄弥、俺は君を鬼殺隊に歓迎するよ」
「………はい!!」
粂野匡近(15)
鬼殺隊士(戊)
玄弥を鬼殺隊に誘った張本人で、前回の実弥の友人
なぜだか玄弥に既視感を覚え、声をかけた結果、鬼殺隊に入りたいと懇願してきたのを受け入れた聖人
底抜けに明るく、優しい性格をしているが、友人(玄弥)が貶されたりしていると、めちゃくちゃ怒る
怒ったら鬼も目じゃないぐらい怖いらしい(玄弥談)
風一門では、一、二を争うぐらい強い隊士
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