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若井side 大森が余命宣告を受けた次の日
今日は久しぶりの三人とも休みの日だ!
何処か出かけたいな。連絡してみるか。
若)「皆今日空いてる?何処か行かない?」
涼)「空いてるよ〜!もちろん!何処へ行く?何処へいく?これから何処へ行こうか?知らない、ない ない ない ない所まで君と行こうか〜 なんちゃって笑」
大)「『JOURNEY』ね。懐かしい曲。僕も特に予定無いよ。」
若)「涼ちゃん、メールで歌うな! じゃあ、10時くらいに迎えに行くわ。」
涼)「おっけ〜!準備しますっ!」
大)「了解。」
大森side
若井がお出かけに誘ってくれた。準備しないと。
….でも、僕が行って迷惑じゃないかな。二人の方がいいんじゃ…..
大丈夫だ、きっと。それより、光隠す薬飲まないと…
若井side AM10時
よし!二人の家行くぞ!
🚗💨
涼ちゃん家の方が先に着くな…着いた。
涼)お願いしまぁす!おはよう、若井!
若)おはよ、涼ちゃん。朝から元気。
涼)そりゃあ楽しみですから!特に元貴と出かけるなんて今年始めてだよ!(2025年1月下旬の設定です)
若)確かに…元貴超忙しいもんなぁ。誘って大丈夫だったかな。
涼)まあ大丈夫っしょ!元貴なら休みたい時は素直に断るし!
若)確かに。あ、元貴ん家着いたよ〜
大森side
若井の車が来た。二人とも楽しそうに喋ってる…前見た夢みたいにならないかな…。
大)お、おはよ。若井、涼ちゃん。お願いします。
涼)おはよう!元貴、元気ないよ?もっとテンションあげてこー!
若)いや、涼ちゃんが高すぎるだけでしょ笑
涼)え、そう?
大)あのさ、今日…
涼)ヅヅデーン ヅヅデーン ヅヅデーン ドンドコドンドコドンドコ サママママフェスティーバル!!!
若)涼ちゃんその声なに?笑笑
車内に『サママ・フェスティバル!』が流れる。
聞いてもらえなかった。やっぱり二人の方が良いよね….。でももうそんな長くないし。今日だけは一緒に居させて。
若井side ショッピングモールにて
さっきから元貴がおかしい。ずっと後ろに1人で居る。俺は涼ちゃんと話してるけど元貴が気になって仕方がない。しかも時々苦しそうな顔するし。どうしたんだろう。
若)なあ元貴。さっきからどうしたんだよ。ずっと後ろからさ。前は三人で横に並んで歩いてたじゃん。
大)あっ、ごめ…
若)しかも、時々苦しそうな顔するでしょ。具合悪いなら帰っていいからね?
涼)そうだよ、ずっと気になってたんだ。体調悪い?今日は帰る?
大)ごめんなさい…ごめんなさい….
元貴は怯えたように謝るばかり。本当におかしい。いつもなら謝るどころか反発してくるのに。
大森side 夜
若井達に嫌われたかも……どうしよう、あんなにキツく言われるって事は嫌われたんだよね、絶対そうだ、認めたくないけど。夢の通りになっちゃったみたい、二人は離れていくのかな…
大)いったァ….!
医者が言っていた薬の副作用的なやつなのか、胸が抉られるように痛い。風の吹くような音が耳鳴りに変わり、両足に力が入らない。
大)手が動かせるうちに遺書書いておこう。
そう言って、感覚のおかしい足を使い立ち上がった。