🎲様 桃赤青
女体化、死ネタ有
今は9月、夏が終わる夕方、
公園のブランコに乗りながらアイスを口に放り込む
約束の時間を待ちながら……
赤「…ま~ろっ」
青「おわっ、」
後ろからひっそり現れたりうら
持病により、余命が短い
病気で死ぬより、私と一緒に死にたい
そう言って病院を抜け出してきたそうだ
赤「呑気アイス食べてちゃだめだよ、もう時間」
青「えっ、」
赤「ふふっ、♪ ほら、駅行くよ」
公園の前の駅まで歩く
昔、よく遊んだ公園
少しずつ死へのタイムリミットが近づいていく
人気のない駅のホームへ入って
線路に降りる
さりげなく、彼女の手を握る
赤「、?」
青「…手、繋いでいきたい……」
赤「いーよ、♪」
少々恥じらいはあるが、最後くらいは幸せな顔していたい
そう思い、行動に移した
折角最後なんだ、気持ちを伝えるくらいは良いだろうと
彼女の顔を見て口を開く
青「……私、りうらのこと好きやで」
赤「へ…?」
青「…付き合って、ほしい」
赤「……い_____
返事を返す前に、なにかが途切れた
青「ッは、!!」
…長い夢を見ていたみたいだ
荒くなった息を整える
桃「ん……大丈夫…?」
真夜中に起きてしまった
勢いよく起き上がった拍子に、彼氏のないこを起こしてしまう
青「ぁ…ご、ごめ……」
桃「んーん、いいんだよ……♪」
桃「……忘れらんない、?」
青「ッ……ごめん、ごめん…忘れる……」
桃「忘れなくていいんだよ……♪」
高校生の頃、一緒に死のうと約束した幼馴染み
私が好きだった、幼馴染み
この夢を見るたびに彼女が
「早くこっちに来てよ」と誘ってきてるように思ってしまう
青「……」
桃「…」
豆電球だけが付いた薄暗い部屋に沈黙が続く
そんな中、私は見つけた
部屋の隅で微笑む幼馴染みの姿を
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