夜の街。
ピーポーピーポー。
パトカーのサイレンが鳴り響く。
「うわぁ~!パトカー大量〜。」
詩織が建物の影に隠れながら言う。
「詩織、油断するな。」
凱斗が冷たく言う。
「む〜!分かってますー!」
詩織が腹をたてる。
「はいはい。」
凱斗が言う。
「っと。」
後ろに、背の高い男がいた。
「遅いよ〜?」
詩織が言うと、その男はバッグを手渡す。
「変装セット!ちゃんと、持ってきたよ。」
男…皐太が声を変えて話す。
「詩織、あの作戦だろ?早く変装しろ。」
皐太が言う。
詩織が制服を着る。
「ババーン!どうどう?」
詩織が皐太に言う。
「まあまあかな。」
皐太が目を背けながら言う。
「こーたーくーん?ちゃーんと、見てよ!」
詩織が皐太に言う。
「嫌だ。早く行くぞ。」
皐太が言う。
「変装のテーマがカップルとはね。」
皐太が言う。
「ふふふ。皐太君とカップルごっこ楽しすぎる!」
詩織が皐太に言う。
「ほら~行くぞ〜。」
皐太が詩織の背中を押しながら言う。
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