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・体調不良

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・それでも良いよと言う方は下へ↓↓↓


























♢  side Fukazawa Tatsuya


それから、ライブの準備に早速取り掛かった。照明さんとも打ち合わせをして、スタッフさんとも何度も話し合った。

確かに俺の心身は疲弊していたけど、ライブの準備は順調に進んでいる。それなら構わなかった。


……俺はそう思っていた。


Ab「ふっか?」


「……ん、どした?」


Ab「大丈夫?」


「え?全然大丈夫だけど?」


Ab「……いや、ふっかが大丈夫なら良いんだよ。でも、最近ライブの事で忙しいみたいだから、休憩とか出来てるのかなって思って……顔色も心做しか悪い気がして……。」


「そんな事ないよ、ちゃんと休憩してるって。大丈夫、ありがとう阿部ちゃん。」





♢  side Iwamoto Hikaru


最近、リハビリをサポートしてくれるメンバーが来る度に”ふっかの様子がおかしい”と報告がよく来る。


「ふっかが?」


Ren「俺もう心配で……いつか倒れちゃうんじゃないかって……。」


「……そうか……アイツ……。」


俺には思い当たる節があった。昔、俺達がデビューした当時にふっかにある話をした事を思い出した。「俺が倒れた時はふっかにSnowManを任せたい」と俺が伝えたのだ。


Ren「……気にしすぎ、かな……?」


「ううん、合ってると思う。」


Ren「あ、合ってるってどういう……?」


「……まぁ……とりあえず、今は何を言っても無駄だと思うから様子見の方が良いかも。過度な無理があったら止めてあげて欲しい。 」


Ren「……分かった……。」


「(アイツは、ずっと俺の言った頼みを守ってくれてるんだな……でも、頑張りすぎちゃうのがふっかの悪い癖か。)」


Ren「……じゃあ、俺の手を握って。支えるから一旦立とう。」


「ありがとう、頼んだ。」





♢  side Fukazawa Tatsuya


ライブの準備も最終段階にまで突入した。あと少しで念願の単独ライブが告知出来る。照の願いも叶うし、俺達も待ちに待ったイベントだった。


「ここの構成はこうした方が……。」


『……そうですね、安全面も考慮した上でこうしましょうか。』


「ありがとうございます、よろしくお願いします。」


スタッフさんと何度も話し合って、家に帰ってからも構成やMCで話す内容を考えた。寝る間も惜しんで考えた甲斐があったと、そう思えた。最高のライブが出来そうだ。


「(よし……後はこれをメンバーに相談して……、)」


……そう思ったのに。


突然、視界ががくりと下に落ちた。本当に突然だった為、俺は何事かと理解するのに時間が掛かったがどうやら躓いてしまったようだった。


「ビックリした……転けただけか、」


と、再び立ち上がろうとした。


「……あ、れ……立て……ない……、?」


何故か足に力が入らなかった。何度頑張っても立てなくて、足掻けば足掻くほど力が抜けていくように感じた。


「(なん、だ……これ……なんで、)」


遂には身体ごと地面に倒れ伏せてしまった。気付けば呼吸も乱れて、身体も熱かった。


『ふ_____ざ、……さ……!!』


スタッフさんに名前を呼ばれた気がした。だがそれも鮮明には聞こえなくて、俺の視界は暗闇に落ちていった。





♢  side Iwamoto Hikaru


夜、もうすぐ消灯時間となる。俺は少し眠くてウトウトしていた。最近リハビリを頑張り過ぎていただろうか、少し身体を休ませないといけないな、と自分なりに眠い頭を働かせながらそう考えていた。


……その時だった。


ピリリリリ……ピリリリリ……


「!、」


こんな時間に電話が掛かってきた。携帯の画面を見てやれば、『阿部』と表示されている。


「(阿部?こんな時間に何の用だ……?)」


俺は携帯を手に取って耳に当てた。


「もしもし?」


『……もしもし、今大丈夫?』


「大丈夫だけど、どうした?何かあった?」


心做しか電話の声が元気の無いように思える。


『……その、何から話せば良いか……そうだな、えっと……とりあえず落ち着いて聞いて欲しいんだけど、』


「うん。」


『……ふっかが、倒れたんだ。』


「……ふっか……が……?」


『うん……かなりの高熱でね、39度はあって……。』


「39度か……結構高いな、」


少し嫌な予感はしていた。がそんなに無理をしていたとは思っても無かったのだ。


「ふっかは?今大丈夫なの?」


『仮眠室で寝てるよ。病院、この時間じゃ近くでやってなくて……明日連れていく事になってるから今日は、俺と翔太が泊まりで付き添ってるんだ。』


「……そっ、か……ごめん、報告してくれてたのにすぐに止めさせるべきだったな。」


『ううん、一応止めたんだけど照の言った通り無駄だった。結局今日もこんな夜遅くまでスタッフさんと打ち合わせしてたみたいで……終わった瞬間に倒れちゃったんだって。』


「……、」


『照の所為じゃないよ。俺達、こんな近くで見てたのに気が付かなかった。だから俺達に責任があるんだ。』


「阿部……。」


『ライブの事、構成とかほとんどの事ふっかが主導でやってくれてたんだ。俺達も手伝おうって動いてたんだけど、いつの間にか進んじゃってて……。』


「……そうか……。」


『でも、とりあえずふっかは大丈夫だと思う。苦しそうではあるけど眠れてはいるし、俺と翔太も近くに居るから。』


「……分かった、」


『照はリハビリに専念して、ふっかの事は俺達に任せて。』


「……うん、ありがとう。」


そう言って、電話は終わった。


「……。」


俺は溜息をついて、天井を見上げる。窓から差し込む薄い月明かりが、暗い病室に仄かな明かりを灯していた。


「……ごめんな、ふっか……。」


そう独り言を零して、俺は眠りにつくのだった。

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