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色の着いた世界に1人残された色のない無能力者
道を歩けば石を投げられ
店に入れば叩かれ蹴り飛ばさられる
学校に行けば刺され異能力を撃たれる
仕事をすればすぐに悪口と怪我の嵐だ
家に行けば消えない傷が増える
どこにいても
何をしてても
楽など存在はしない
なぜなら私は無能力者の上
人を超えた醜い容姿だったから
小さな頃に見た
1個のサーカス
とても賑わっていた
親から逃げるついでに
寄って行った
そこで見た
白髪の綺麗な女の子は
道化師だった
笑って
石を投げられても
罵声を浴びせられても
どれだけ酷いことをされても
自分の持つ技術を用いて人々を笑わせた
でも僕には見えてしまった
この道化師は
糸に繋がれたように見えて
まるで操り人形のようだった
縛られ
糸が絡んで
人生を決められたようで…
僕は思わず
その人に拍手を送った
そうしたら、その道化師は唯一拍手した僕に
気付いて、終わった時に
その子は僕に話しかけて
道化師「君は悲しそうだね」
??「え…わかる…の?」
道化師「もちろん!私は道化師だからね」
??「道化師さんは辛くないの…?」
道化師「…私は…生まれた時からずっと苦しんできた」
道化師「でも、道化師はいつでも笑い、いつでも人の前に立つ」
道化師「悪にも正義にもならない存在」
道化師「そんな狂った存在が私は好きだった」
道化師「君、苦しいと考えるんじゃなくて」
道化師「こうやって人の前で笑えばいい、笑って感情を隠す…」
そう言われて、私は…
「世界に色がついたんだ」
道化師は…悲しい存在、仮面を一生つけて生きる
私は何も迷わずにこう言った
「私が代わりの道化師となります」
「それこそ君だよ」
??「…これが道化師さんの力…」
??「…強い…」
私は、もう動かない道化師の人形を抱き抱え
人形サイズにしては
一生離さない
変えてくれた道化師さんに
感謝しながら新しい人生に足を踏み入れる
名前 叶夢(カナメ)
性格 おどけていておちゃらけている
性別 女
異能力 「真実の道化師」
説明 ?????
設定 顔に傷がある、持っている人形を触られると狂う、そして異能が発動する