~4月2日~
ユキミ『え……えと…..その』
私は声が震えていた
勿論、周りには誰も居ない為
この場を収められるのは私達だけだった
エリス「ン?」
ユキミ『….エリス…ちゃんかな? 質問答えられなくてごめんね』
エリス「大丈夫よ!」
ユキミ『そっか….其れより..貴方達はポートマフィア…ですよね』
私は考えても無いことを口にした
ユキミ『…!』
その事に気づき勢いよく口を塞いだ
何故かその瞬間、四人の雰囲気が変わった
嗚呼….終わりだ…..
ユキミ『す….すみまッ』
和服の女「….何故分かったのかえ」
和服の女は悲しげで少し殺気を立たせ
私に問いかけてきた
そんなの分かんないのに….
ユキミ『….白衣の人でなんとなく』
白衣「私かい?」
ユキミ『はい…..なんていうか….普通じゃないかなって』
またもや不思議な事を言った
白衣の人はもしかしたら関係ないのかもしれないのに
そんな事を考えていると
何か自分の中で何かが切れた様な音がした
其れは糸でもなくて..紐でもない
自分の考え方な様な気がした
ユキミ『…あ……私を…..ッ!私をポートマフィアに入れてください!』
喫茶店の中に響いた声
定員さんも驚いていた
そりゃそうだ
若い女が、しかもこの歳の子は
ほとんど青春真っ只中で
オシャレをして楽しんでいるだろう
けれど私はオシャレもしてなければ
青春なんてしたことがない芋女だ
白衣の男は其れに
白衣「…では….手は染められるかい?」
それだけ聞いてきた
私は勿論
ユキミ「….はい」
次回 #3看護師?
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