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部活の先輩の妄想

4 - 第4話・少女レイっぽいやつ(k先輩視点)

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2024年07月25日

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少女レイパロっぽいやつ。

k先輩視点。

3話に上げたやつとは別世界線。



あの日は体育祭帰りだった。晴天の中、太陽が眩しくて、ギラギラと燃ゆる夏の日だ。

僕らはいつものようにはしゃいで、笑って、最高の気分だった。だったんだ。

あいつが女の子の身代わりとなり、車に轢かれたのだから。

あいつは死ぬ時まで”ヒーロー”だったんだ。

目の目には怯える少女と、跳ねられたあいつがいた。その衝撃に、僕はその場に立ち止まっていた。いや、動けなかったんだ。

救急車に運ばれていく様が信じられなくて。いつものように「冗談だよ!」って笑ってくれると思ってたから。

でも、mは死んだ。

一年経った今も嫌と言うほど思い出す。

あの輝かしい笑顔が似合う君。汗が輝く姿も眩しいことも。身長が高いことも。身体つきが他の人よりゴツいことも。日に焼けたちょっと茶色っぽい肌色も。

全部全部頭の中を飽和し続けていて。繰り返す。あの夏の出来事を。

でも、2度とは帰らぬ君。

山を目の前にして、眩しい太陽が僕らを照らし、鳥の囀りだけが聞こえるこの場所で。

永遠とちぎれていくせっかくお揃いにしたキーホルダーも。

夏の暑さが消し去っていく。君がいたという証拠全てを。

もういないことくらい理解している。でもでも、それでも。

まだ君が魂としてこの世に留まり続けているのなら。

お願いだから。無理だとはわかってるけれど。

僕を救ってくれた”ヒーロー”に取り憑かれてしまいたい。

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