その巻が完成した場合は、題名の横に「改」をつけます。
11/7 18:45 表紙変更
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「なあ、俺たちに子供ができたら、何ていう名前にする?」
俺、リードの父親のホルトは母親のキャロルに話しかけた。
「え、なに急に?」
「いや、今のうちに名前決めときたいな、って」
「えー、どうしよ。女の子だったら、えっと…。名前生成メーカー使っていい?」
「いいぞ。俺もそのつもりだったし。」
後々父のルブロックに教えられて気づいたのだが、俺たち2人は絶望的に命名センスがない。
「えっと…?女の子の場合はエリカだって!男の子の場合は…あ、なんかフリーズしちゃった。」
マジか。自分から提案しておいて何だけど、自分で考えるのめんどくせぇ〜。
後々になって考えると、俺はこの時相当だらけていた。
「うーん、どうしよう。」
困り果てて俺は外を見た。すると、窓に馬を連れた、満面の笑みをたたえているちょんまげが目立つ少年が写った。
その少年の手には、馬に繋がっている紐があった。それを見た瞬間、俺の頭の中に電流が走ったように感じた。
紐は、リードという呼び名もある。リード。男の子の名前にもってこいじゃないか!
「なぁ、リードっていう名前はどうだ?」
「いいじゃん!」
その後、キャロルにリードという名前の理由を説明し、子供が生まれた時は、エリカかリードという名前をつけると俺たちは決めたのだった。
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