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ヒョコッ

潔:お父上様?


障子から少し見えるブルーブラックの髪色に青色の瞳。白い肌によく映える


父:どうした?


そう言って優しい眼差しで彼を見る


潔:お客様がいらっしゃいました


父:分かった。お客を客間へと案内してくれ


潔:承知致しました


そう言って少年は玄関へと小走りをしていった


潔:お客様、こちらにどうぞ


客:世一くんは丁寧な言葉つかいだから村の人たちも感心しているよ


潔:嬉しいです



潔:こちらでお待ち願います


そう言って一礼をした後台所に向かう


トントン


潔:お母上様、お時間よろしいでしょうか?


母:何かしら?


そう言って世一の方に振り向く


潔:村のこと遊びに行きたいのですが


母:ふふっ。いくらでも許可しますよ


母:貴方も子供なのですから遊んできなさい


そう言って微笑み世一の頭を優しく撫でる


潔:ありがとうございます!行っきます!


そう言って廊下を走る


母:18時には帰ってくるのですよ!


潔:分かりましたぁ!




子供A:世一坊ちゃん!


そう言って手を大きく振る1人の子供


子供B:アンタ、さっきまで米を食べていた手で世一坊ちゃんに触らないで!


子供Aの頭を叩く


子供A:痛いよぉ


叩かれた頭に手を置きながら言う


潔:まぁまぁ。


そう言って2人の喧嘩を止めに入る


潔:そんなに叩かなくてもいいではありませんか


潔:でも、手は洗ってくださいね


子供A&B:はーい


潔:それより、今日は何して遊びますか?


子供A:俺、世一坊ちゃんに見せたいのがあるんだ!


潔:見せたいもの?


子供A:うん!


子供B:まさか、またあの山へ行くつもり!?


大きな声で言う


子供A:大人に知られたら怒られるから声を少し小さくしろよ


子供B:いやよ!あの山は妖怪の住処なのよ!


子供B:万が一世一坊ちゃんに何かあったらどうするの!


子供A:でも!本当に綺麗なところなんだ!


子供B:おじい様が言っていたわ!


子供B:あの山は大昔この村に厄災を招いた妖怪共がうじゃうじゃいるって!


潔:2人とも落ち着いて…


慌てて仲介しようとするが


子供A:~~~~~~~!!


子供B:~~~~~~~!?


潔:(どうしよう。2人とも興奮状態で僕の声が聞こえないみたい


二人が大声で喧嘩していたら


?:お前ら!何しているんだ!!


大きな体の男が横にたっていた


ビクッ!?


潔:貴方は、先程のお客様ではありませんか


村人:これはこれは。世一様ではありませんか


潔は先程のお客に全てを話した


村人:そうか、だったら私が着いていこう!


自分もついていくと提案する


村人:子供3人で行くのは危ないが私もいれば少しは役に立つかもしれんしな!


潔:いいのですか?


村人:ああ!


潔:ありがとうございます


子供A&B:ありがとうございます。






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