神社の境内にベンチを準備し、座る。そして空を見上げる。
オリオン座が綺麗だ。
「参拝客は来るかなぁ…」
隣に座った護が言う。
「うぅん…夜中の参拝は年々減ってるからなぁ…」
ぼくは答えた。
「来たとしてタカシくんくらいだろうなぁ」
「そうだよなぁ」
二人で空を見上げた。
そこへ女神様も来る。
「冬の夜空は綺麗ねぇ」
そう言ってぼくたちの横に座った。
「この辺りは高齢化が進んでいるから」
女神様は少し淋しそうだ。
「でも、いつ、誰が来ても良いように準備はしておかないと」
そう言う女神様はすごく楽しそうだ。
ぼくは焚き火に一本、焚き木を入れた。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!