あ~あ、…最悪。入学早々グループ出来てそうだし…、。クラスで浮くんかな。
窓際の一番後ろの席に座り、頬杖をつきながら窓に映る満開の桜へと視線を下にやる。
だから、気づいていなかった。
自己紹介が自分の番になったことを。
「お〜い、!さとみ〜?」
「はいっ、!!」
自分の名前を呼ばれて驚いた反応で立つ。
みんなから笑いが起きた。
「次の自己紹介さとみの番やで」
関西訛りの低い声。だけど優しさを感じる声で顔も…俺のタイプそのものだった。
「ぁ、はい。…さとみですっ!好きな事はゲームです、よろしくお願いします…」
先程のおかげか盛大に拍手が起こった。
ただ俺はと言うとそのオレンジ髪の先生に釘付けで、他のことなど考えていなかった。
それが一目惚れだと気付くのに時間は要しなかった。
「最後に俺も自己紹介しとくな〜…」
と話し始めた先生。橙羊 ジェルと板書に大きく書く先生も格好いいな~っなんてね。
俺は誰にも気付かれないようにそっと溢した。
「すき…っ。」
テラルレの新連載これね。
橙桃で〜、先生×生徒の学園パロ、
タイトルは
『桜と猫と蜜柑と羊』
コメント
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あ、続きは全エピソード ♡200ね〜!