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朝自分の顔を見てびっくりした。正確には首,喉なんだけど,ものすごく赤く,野球ボールのように腫れていた。まじかよ,声枯れすぎだろ。
「あいうえお」
やっぱり声の枯れは小説で表現するのは難しいか。
「ごばんまだー?おがあざん?おながずいだー!」
声やっばっっ
「なんて言ったんですかー?声枯れてますよー。水飲んで治らなかったら学校休みなよー。」
「がぼごずぎー。」
「なんてー?」
正直学校休むことはできない。絶対にだ。なおきははるきの件で責任を感じているんだ。なおきは人一倍責任を感じやすいんだ。だから,学校を休むと言う選択肢は絶対に取れない。いつも通り、朝食を済ましお母さんに挨拶もしないまま学校に向かった。あれっ?ゆうたじゃね?
「おばよう!」
「いゃ声どうした?」
「ずごぐいだい。」
「なんで学校休まなかったんだよ。」
「なおきに心配かけたくなかったから。」
「いや,そんな声で来られた方が心配になるは。」
確かにそうだ。この状態で学校に行こうもんなら俺は喉が痛いですって言ってるようなことで、それはなおきにはるき以上の責任をなおきにぶつけていることになる。と言ってもここまで来たら引き返せないので今日一日はやり過ごすことにした。
「まぁ、自分の体を大事にしろよ!」
いつもはギャグで終わらせるゆうたが柄でもなく真面目なことを言って終わらせた。
「おはよー!」
「おはよう?りょうくん,ゆうたくん。」
教室に入ってすぐなおきの挨拶が飛んできた。今日の時間割は数学,国語,体育,社会,理科,体育と言う体育の2段階活用だ。しかも残りは5教科と言うヤバ目の時間割だ。生き残れるかどうかは賭けになる。体育は見学一択だが正直それでも耐えれるかどうか分からなかった。そして案の定3時間目の体育の後の社会で体力全て持っていかれた。
「大丈,夫、?りょう,くん,。」
「ん,,?あぁ大丈夫だよ。」
「ごめんね,僕がうつしちゃったせいで,。今日もはるきくん休みなんだ。まだ,謝れてない,,」
「いいっで、いいっで、なんだっだらなおぎがうづじだっでぎまっだわげじゃないじ。」
「ありがと。」
そして給食,昼休み,午後授業を筋肉と根性で乗り越えた。流石に部活は休まないといけない。一日終了のチャイムが鳴った後すぐ鬼山の所まで向かった。
「ぜんぜい,ぎょうばだいじょうがよぐないのでやずまぜでもらいまず。」
「あぁ,大丈夫か?お大事にな。」
「ばい,ありがっ、、、、」