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私はその後も通いつめ、車いす補助のついている車を購入した。
「翔くん、今日 岬と海に行ってきてもいい?」
「僕は構いませんが病院に許可とっておきます」
翔は病院に許可をもらい、東京から湘南の海を目指す。8月の眩しい日差しあの日と同じ。
江ノ島につき、岬を下ろす。
「岬ついたよ、ちょっと暑いけど我慢してね」
坂が多く上には上がれないのでしたの広場で食事をすることにした。
たった1日だったが2人の思い出話をした。あぁじゃない、こうじゃない、あの日の出来事が走馬灯のように蘇る。
笑っているのは私だけ、涙がでてくる。
「アリシアさん、こんにちは」50代くらいの女性と男性2人が話しかけてきた。
「どちら様でしょうか?」
「良くやってくれました、ありがとう」
「はぁ?」
「私をお忘れですね、あなたを裁いた裁判官です。」
「ええぇ」
「あなた、未来に存在したアリシア財団を覚えてますか?」
「はい、学校で勉強しました、確か再生エネルギーで功績をあげて。。。もしかして私」
「そうです、全ては正しい時の流れ。過去に送ったのも、あなたが裁かれたのも全てが正しい歴史なのです。」
「あなたは再生エネルギーの基礎を作りだした、これからはそれを元に他の科学者が研究をしていきます。それが2080年には必要な事だったのです。人類が生き延びる術となります。」
「アリシア、貴方には選択肢があります、2080年に戻るか、この時代に残るか」
「どうしますか?」
「家族に会えなくて寂しいけど、私は彼を犠牲にしてしまった。彼のために人生を費やして生きたいです。今はこのような状況ですけど彼と共に人生を歩んでいきます」
「わかりました、報告書には私がサインしておきます。どうか、お元気で貴方のおかげで未来の地球は救われた。」
そういうと未来人は未来へと帰っていった。
「ただいま」
「えっ」
「岬」
「今の話ずっと聞いてたよ」
「岬いいいいいいいぃ」
「おおおお、まだ体は弱いんだから(笑)てか今何年?」
「2010年です。。」
「マジで俺の10年が。。。」
「アリシア、色々ありがとう。」
「そういえば、当時の彼女どうなったかな?」
「当時の彼女?あの日、電話で別れたじゃない」
「いやいや、別の子と付き合ってからだよ」
「別れたの私のためじやなかったの?」
「もう時効だよ、若気のいたりってことで(笑)」
「岬のバカ!」
「アリシアの完全、思い込みでしょ」
そう私の思い込みだった。。。しかしその思い込みで、地球に未来を与えた。
「岬!ここまで来れたら許してあげる。」
アリシアは5メートルほど距離をとる。
ゆっくりと、岬は立ちあがり、一歩、また一歩アリシアの方へ。
「ストップ!」
「許して欲しかったら一歩前へ」
岬は一歩進む
「私のことが好きだったら、一歩前へ」
岬はまた一歩進む
「キスしてほし。。。」
岬はアリシアに不意打ちのキスをしてそのまま抱きしめた。
きっとこの調子で2人はうまくいくのでしょう。イケメンの岬の浮気だけご注意ください。
2人に祝福あれ!
ご愛読ありがとうございました。いつも即興でストーリーを考えるので私も今日結末がしれてよかったです。
本職サラリーマンなので、通勤電車。子供あやしながら、トイレ、風呂で筆跡活動してます(笑)ぜひフォロー。コメントよろしくお願いします。