今日は疲れた…けどまだやりたいことが残っている 僕は中学の卒業アルバムを開いた
そこにはたくさんの同級生の名前があり、全員あまり覚えていなかった けれどそこには彼女の…『霜月風香』の名前が載っている
〜第7章〜
僕は彼女と高校の入学式で知り合って、その入学式から好きになったんだ そのつもりだったけど実際はもっと早い段階から知り合っていたのかもしれない…
「みんなおはよー!風邪から帰ってきましたー!」
でもそうなると…うーん…
「おっはよ!」
「うわぁ!」
急に耳元で話しかけられると心臓に悪い…
「なんだか難しそうな顔してたから話しかけちゃった♪どうしたの?」
彼女はそうゆう、人の表情を見て接し方を変えるのが上手い
「いや…特になんでもないよ」
このことは放課後に聞こう そうだ屋上に呼び出ししてみようか…いや立ち入り禁止だから出来ないな…それに告白みたいでダメな気がする
「そっかー私にできることがあったらなんでもするからね!」
でもあそこなら…
「じゃあ私はこれで!またね知鶴く」
「待って風香さん!」
僕は何故か腕を掴んでしまった 彼女は驚いて目を見開いている
「わーお…どうしたの?びっくりしちゃったじゃん」
「放課後、話したいことがあるから空き教室に来て欲しい」
中学が一緒だったこと、何故か僕がそのことが今まで分からなかったこととか、多分彼女なら全部知ってそうな気がする…
「う、うん わかった…わかったよ!」
彼女は戸惑いながらも返事をしてくれた
「じゃ じゃあ私はこれで!」
走って友達の方へ逃げて行ってしまった…
僕は中学の他にも幼稚園、小学生の頃のアルバムも見たがどのアルバムにも霜月風香と書いてある 僕が忘れていただけかもしれないけど、彼女はいつも色んな人に話しかけているため彼女が忘れるはずはない…多分 そしてここからが本当の疑問だ
何故彼女は入学式の時に初めましてと言ったのだろうか
ますます気になることが多くなった もし本当に中学も小学校も幼稚園も一緒だったら彼女の好きな人…『幼なじみ』に当てはまっている そう考えると少し嬉しくなったような気がした
放課後までしばらくある 聞きたいことをまとめておこう
コメント
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一応第8章ぐらいで終わるつもりです…7章が短いのはすみません🙇♀️ その代わり第8章をめっちゃ長くします…