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⚠️1話参照
水視点▶桃視点変更あり。
水)事故…か、
水)…よし!今日もないちゃんの家に突撃だぁぁぁっ!!
水)ぴんぽーん!
テンション上げといた方が良いかな?
ないちゃんとどう接しようなぁ…。
あれ?留守かな。
中々人が出てこなかった。
物音はするのに何故だろうと疑問に思ったが、忙しいのかな。と自分で解釈した。
水)なーんだ…もう帰ろうかな、
軽々と声を漏らした。
扉に背を向けた時、花火のような音を立て扉開いた。
水)わっ…!
反射的に後ろを振り向くと、そこには泣いた後なのか 顔がぐちゃぐちゃになった、ないちゃんが居た。
桃)カヒュ…、
水)あ、!待ってないちゃん!!
急いで声を掛けるも、遠くへ走り去ってしまったないちゃん。
水)ぇ…どうしよ、〜
)待ちなさい!ないこ!
)あ…、どうも
水)あ…、こんにちは〜、
)あれ…、僕 ほとけくん!?よね?
水)あ そうです!
)見ない間に立派になって〜、
水)あはは…、
僕はないちゃんのお母さんが苦手。
僕のお母さんと似た人物だから。
)…ったく、ないこ!!
水)あ ないちゃんの事探してるんですか?
)えぇ…、そうだけど
水)僕探して来ますよ!!
)あらぁ…ホント? ありがとねぇ…
水)いえいえ!
桃)っはぁはぁ…、ここなら来ないよねっ…
久しぶりに走ったからか、 数キロ走ると
息が悲鳴を上げていた。
桃)…なんで俺ばっかり、見捨てたんじゃ無かったのかよっ…
桃)あーあ…このまま消え去ったらどーなるんだろ…。
桃)………誰も悲しんでくれないか、
はは…。とぽつり 苦笑いするだけだった。
)ないちゃん、 僕が悲しむよ…?
桃)…?
後ろを振り向くと この間来た水色頭の少年だった。
桃)何か用? 俺、君の事知らないんだけど
水)だよねっ…、ないちゃんってさ 幼い頃の記憶無いんでしょ?
桃)……
水)急すぎちゃった??…あ、じゃあじゃあ!
水)んーっと…中学校の記憶とか?
桃)……あははっ、ひひっ…
水)んえっ!?
思わず笑みが零れた。
___だって 何処か懐かしいから。
水)んぇ〜、じゃあある人との記憶だけ無いみたいなこと?
桃)うん また会いたいんだけどなぁ…、
水)会えると良いねっっ!!
桃)……!!
水)応援してる!!!
___初めてだった。 こんな重たい話を明るく受け止めてくれた人なんて。
___嬉しかった。 有難かった。
そんな 色んな感情が涙となって溢れ出てきた。
水)うぇぇぇ…、ないちゃん大丈夫!?
水)僕泣かせちゃった??
桃)………、 ありがとう、
俺は聞こえるか分からない程の声で
彼に感謝を告げた。