最初に少しだけ・・・
少しだけグロ?ぽい表現が出てきたりするので苦手な方はお気をつけて
最初読みづらいかもしれません、表現上そうなってしまったためもうしわけないです・・・・
いいですよーって方はぜひ、御覧ください・・・・。
あのひはたしか、とてもはれたひだった
ふとめがさめて、とけいをみた。くらくてよくみえなかったのをおぼえている
のどがかわいたのでわたしはゆっくりとベッドからはいでて
とびらをあけた。
ドアノブのきしむいやなおとがへやにひびく
おもわず、かおをしかめそうなほどに
たかく、
するどく、
いやなおと。
そしてへやをでてながくまっすぐなろうかをつきすすんだ
ほんのりあたたかくて、おつきさまがきれいだった
いつもはあいていないまどがあいていて、みをのりだしてそらをみあげる。
ぐんじょういろのそらに、まぁるいおつきさまがうかんでいた。
そしてまたろうかをあるく
はだしのまま、ぺたぺたとあるいていく。
おおきなかびんをみすごして
ちょっぴりこわいかいがもぬけて
ぱぱとままのおへやのとびらもぬけていって
どこのおへやかわからなかったけど、ついた
いつもここにおみずがあったから
わたしはすっごくえらいから、ぜったいじゅーすなんてよるにのまないもん!
だってだめだよっていわれたし・・・・。
そうおもってわたしはちゃんとおみずをのもうとして、またとびらをあけた
そうしたら
また
するどくって
ふかいなおとがひびいた
とびらをあけたさきにあったのは
まっかなおへやだった
わたしがよくつかう、えのぐをぬりたくったみたいに
あかーいおへや
しろいかべに、もくめのゆかも、ぜーーーんぶ、まっかで、
いつもやさしいしようにんさんたちが、ゆかでおねんねしてた
・・・・たぶんしんじゃってたんだとおもった。
あしをすすめたしゅんかん、あしのうらがわがぬるっとした
なにかよくないものをふんだみたいで
ゆかにあしをこすりつけて
おみずはのみたくなくなっちゃったから
おへやにかえったの。
なんだかむしょうにいやで
なにかこころ?にひっかかったきがして
ろうかをはしった。
いつもはしっちゃだめだよっていわれるろうかを
ぜんそくりょくで
はしった。
いきがきれてつかれた
でもべっどにはもぐらなかった
いつもとちがうことがしたかったのかな?でも、もういまさらわからなくてもいっか
わたしはへやのおくのおおきなくろーぜっとになぜかはいった。
そうしたほうがいいってなにかがいっていたきがしたのかもしれないし
たんじゅんに、こうきしんだったのかもしれない
くろーぜっとにはいり、とびらをしめて、まぶたをとじた
たしかかぎあなからそとをみることができたはず。
なぜかはしらないけど。
くらくて、せまくてうとうとしてきたときに
どあがきゅうにあいた、
なんだろうっておもってそとをみたら、しらないひとがいた
ちょうしんの、かみのながいおんなのひと。
ぱぱとままのおともだちかな?ってさいしょはおもった
でも、みたことないし、ほかのひとたちがよろいをきていたからたぶんちがうってわかった。
そのひとのあかいひとみがぎらりとひかって、こわくなって
わたしはじっとしていた。
するとかつん、かつんってくつをならしてあるくおとがして
ちかづいてくるってわかった。
こわい
こわいっておもった。いまおもっても、てがつめたくなる。
そのあしおとはどんどんちかずいてきて
こっちにいるって、きづいてたのかも。
かつん
しんぞうがどくどくとみゃくうつ。
ちかづいてきている
かつん
もっとはやくなる。
こっちにきていた
かつん
こどうがそとにきこえてしまいそうだった。
あしおとがすこしずつおおきくなる
かつん
どくどくどくどくどくどく
こわい、
かつん
こわい!
?
あしおとがとまったのがわかった
どうしてだろう
かぎあなからそっとそとをみると
あかいひとみが
こっちをみていた
こえもだせなくて
てさきからつめたくなっていくのがわかった
あけられてしまうと、かくごしたのに
おんなのひとは、やさしくほほえんだだけだった。
そしてそのままうしろをむいてさっていった。
なんだったんだろう?
どうして?よくわからなかった。
そのときはひたすらきょうふに、こころをしはいされていた。
するとなにかききおぼえのあるおとこのひとのこえがする。
ぱぱだった
ぱぱはあたまからちがでていて、おおきなよろいをきたひとにつかまっていた。
おんなのひとがなにかはなしかけていたけれど、ききとれなかった。
ぱぱもなにかしゃべっていたけど
むずかしいないようだったのか
きこえなかったのかおぼえてない。
でもなにかいっていたんだけはおぼえてるの。
なにかきらっとひかるものがみえた
きれいな刀だった
赤い刃がぎらりとひかっていてきれいだった
するとそのかたなをもったおんなのひとは、それをふりあげた
それとどうじに
ぱぱのくびがぽーんってとんでいって
くろーぜっとのまえにころころってころがった
くびがとんだのとどうじに、めがねもとんでいって、かしゃんっておとをたててとおくにおちていった
・・・・なんだかかなしくはなかった。
ぱぱとのきおくがひとつもなかった
おもいだせないだけなのかな?
なーんにもおぼえていないの。
おんなのひとはわたしがねていたベッドにないふをさしていった。
そしてこっちをまたみて、へやからでていった。
くろーぜっとからとびだすと、ぱぱのあたまがおちていた
めからひかりがなくなって
ちだまりがひとつ、からだからふたつ
ぱぱのあたまをあしでけとばして、べっどにささったないふをひっこぬく。
わたしのてのさいずにはちょうどよかった
まるでわたしにあわせたみたいに。
とりあえずそとにでようとけっしんした
ほんとうはこわかったけど、にげなきゃ。
とびらはしめきれてなくって、おしたらひらいた、
そのままろうかにでると、だれもいなかった。
どこからにげたらいいんだろう、わたしはすこしだけあせったけど
おおきなまどがあいているのをおもいだして、そこからそとにでた
やっぱり、おつきさまはきれいだなっておもった。
ないふをかたてにもってたからすこしたいへんだったけど
まどわくをのりこえて、そとにでた
かぜがそよいでいてすずしくって、はじめてじめんをはだしであるいた
もちろんいたかったけど
どうしようもないし、わたしはにげるしかなかったから
いえのまわりでたくさんのひとのこえがする
はやくにげなきゃ
そうおもっていたら
ままがいた
てっきりあのおんなのひとにころされたのかとおもったけれど
いきていた
かけよるとぎゅっとだきしめてくれた。それがどれくらいうれしかったか
もうおぼえてないや。
ふたりでかげにかくれながらにげた
でもそんなのはむだだったみたい。
すぐにおんなのひとにみつかって、ふたりでがけまでおいつめられて
おんなのひとはこういった
「ははおや、おまえをころすか、このこどもをさしだすか、どっちかえらべ」
すると、ままはすこしもちゅうちょしなかった
「このこをあげる、だからわたしをたすけて!」
そうさけんで、わたしをつきとばした。
そう、
わたしはあいされてなんかいなかったんだ
ままってじんぶつは
かたちだけだったんだ
おさないながらに、せかいのざんこくさをしってしまったんだ
わたしはじめんによつんばいのままぜつぼうした
これいじょうのしつぼうはきっとない
おんなのひとのあかいやいばがめのまえにきた
「かわいそうに」
おんなのひとにあたまをなでられた
ころされてしまう
ころされてしまう
ころされてしまう?
なぜ?
わたしが?
そんなこと
あってはいけないのに
【・・・】
あたまがずきんといたくなった
【・・・ふふふ・・・】
だれ?とあたまのなかでといかけたはず
【かわいそうだなぁ・・・】
しらないこえはかってにはなしていた
【おかあさんにうらぎられて、あいされていなくて・・・・】
みじめだ
そう
くやしかった
しかししてやりたい
でもなにもできない
このままころされちゃう
そうくやしがったんだ
そうしたら
【ちからをあたえよう】
いろいろなことがあたまに入ってきて、
驚いて立ち上がった
女はどこかわかったような顔をしていた、お前が犯人ではないはずだけど。
私はここで殺されるはずじゃないと、ちゃんと理解している
こんなところで殺されてたまるか。
ナイフを握り直した
こいつが用意したのはなんとも皮肉なものだが、きっと私への挑戦だろうと解釈した
前に進み出るふりをして
後ろにただ呆然と座っている母親に刃を向けた
ためらいもなく、首元に差し込む
汚い声が夜空に響いた
もういいんだ
お前らに愛されなくても私はどうにかなると理解できたから
しばらくして母親だった’’これ’’は動かなくなった
純白だったパジャマは赤く染まって
ナイフも艶めきを纏っていた。
親を殺したとしても、案外冷静なものだった。
女は私を見て、
「・・・・流石・・・・・」
とだけ一言
殺されるわけにいかなかったので
私はせなかから
滝壺へと落ちていった・・・・・
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