‽.この物語は、実際の国や人物とは一切関係ありません。
‽.政治的、挑発等の意図は一切ありません。
‽.エスニックジョーク、又はブラックジョーク等が含まれています。
‽.ショッキングだったり、グロテスクな表現等が含まれています。
‽.無理して最後まで見ないでください。任意のタイミングでブラウザバックを推奨します。
‽.読了後のクレーム等は一切受け付けていません。
以上のことを理解したうえ、お読みください。
コンコンコン、
部屋の扉がノックされる。
「失礼します、」
部下と共に部屋に入って来たのは、一人の敵軍….大日本帝国軍の軍人だった。
軍帽は半分が真っ赤に染まっていて、軍服は所々破れ、包帯からも血が溢れ出ていて、ぼろぼろなのを容易に察しさせた。
「…..べい、こく」
彼は憎悪と殺気に満ちた顔でこちらを見た。
ぞくぞく、と背筋が震える。しかし、この程度の覇気に我々のような大国が怯む筈もなかった。
第一、このような軍人一人憎しみのあまり睨んで来ても、大日本帝国という国は、我々にとってはキャンキャン吠える子犬と同等なのだから。
「……haha、怖い怖い、」
「随分と俺を憎んでいるようで、My brother?」
煽るように言い捨てると、彼は更に睨んで来た。面白~
「当たり前だろ、ッ、….貴様、貴様は、っ」
「海と、空を、…….」
「おぅおぅ泣くなって、ハハ、そんなメンタルして戦争してンのか?」
「そんなメンタルで勝てると思ッたのか?」
彼はまたいっそう鋭く睨む。どこまで鋭くできるんだろ
「メンタル、とか、ではない!!」
「仲間を殺した奴を憎むのは当然の事だ、」
「ふーん、じゃぁ俺は随分いろんなヤツから憎まれてそうだな!いやだ、病んじゃう~」
彼の額にピキッと、血管が浮き出た。
「殺ス、…..鬼畜が、……」
「我々を、国民を、….こんなに苦しめて….楽しいのか?」
そんなことをほざき始めた。どこまでも野蛮で能無しだな、アジア人ってのは
「そもそもお前らが奇襲してきたのがきっかけだろ?別に俺はお前が何もしなければお前の仲間を殺さなかったし」
「自業自得、ッて奴だな、はー醜い醜い」
「まぁ楽しい部分はあるな!」
「捕虜は悲鳴の音楽を奏でてくれるし、頭蓋骨でアメフトもできるだろ?」
「あ、そーいえばうちの軍にネクロフィリアの奴がいたな、もしかしたら遺体コレクションしてるかもしれない!後で連れてってやるよ、見たいだろ?仲間のご遺体!ナムナムしてこいよ!」
楽し気に話してやると、彼の瞳に、「信じられない」「有り得ない」という、
まるで地球外生命体を見つけた時の様な感情が籠っていった。
「…..ふざけるな」
「なんでそんな、非人道的なことが出来るんだ」
彼の声は少し震えていた。
「ンー?お前の奇襲も十分非人道的だから大丈夫☆」
「それにしてもサ、負け犬の遠吠え選手権優勝できるよお前!商品はこれーっ!」
そういいながら、無線機を彼に見せつけるように取り出した。
「核爆弾、ッて知ってるか?とんでもない威力の爆弾でなァ、辺り一面は終末みたいになっちまう」
「俺がこの無線機で一言”発射”と言うだけで、お前の国に核爆弾が落ちる」
「意味、ワカル?」
にこっ、と微笑んだあと、目を細く開けて、彼の表情を見る。
「….しんじ、られない」
「やめろ、辞めろ、やめろ、辞めてくれ………..米帝が、鬼畜が、…….クソが、っ….」
「殺す、絶対、俺が….殺す、殺す、殺す….ッ、….」
彼は今にも泣きそうな声で、繰り返した。
俺は、無線機のボタンを押して、一言、こう言った。
” 発 射 “
「……ァ………」
彼の顔が、絶望したような顔に切り替わった。
俺は、愉悦に浸って、大きな笑みを浮かべた。
「….コイツを拷問室に連れてけ、諸々の情報を吐かせろ」
「ウーンそうだな、ソッチで流れてるプロパガンダ、噂、あと…艦の数、人の数、…どこにどれだけ派遣されてるか。立てた戦略、立てている戦略、全部逃さず記録するんだぞ、音声もな」
「拷問室にはお前と、…..刑務所に弾圧して捕まえたゲイの奴がいたよな?5人くらい連れてけ」
「殺す、喋れなくさせる、以外だったらなんでもいい
普通の拷問でも強姦でもなんでもいいぞ」
「いいな?終わったらコイツを連れて報告にくるよーに」
了解、と言って、部下は捕虜を連れて行こうとする。
「やめろ、辞めろ、….はな、せ….鬼畜が、鬼畜米帝が、…..ッッ!!」
「殺してやる、絶対に殺してやるッ、..やめろ、ァアアアア、…!!!」
発狂気味の彼は、部下に引きずられて部屋を出て行った。
「特に元気のいい子犬チャンだったなー、」
アメリカは、何もなかったかのように、仕事にとりかかった。
多分明日寝て起きたら、アメリカは、この捕虜のことはすっかり忘れているだろう。
そして、捕虜は、死ぬまでアメリカのことを憎み続けるだろう。
fin
コメント
1件
恨んでも恨んでも、絶対報われないのめっちゃ好こ