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おまけ(ナマステー!)

“憧れの配信者” & “西川家次男、ついに対面”



“憧れの配信者”

三人称side

練習の休憩中にゲームをやっている孤爪。新作のゲームで手が離せないようだ。

孤爪「・・・・・・ん」  黒尾「あら、死んだ。」

『なかなか難しいですねぇー・・・』

隣に座っているのは西川と黒尾の保護者組。

黒尾「ここのボス強ぇなー。」

孤爪「うん、大分討伐レベル上がってるし。」

孤爪「遠距離で戦うべきかも。」

『あ!じゃあ水のエリアの占領クエストおすすめですよ!強い弓があります!』

孤爪「ん、そうする。」

西川も同じゲームをやっていて、黒尾も何回も見てきたので慣れたらしい。みんなで協力してクリアを目指している。

ゲーム内の孤爪が水のエリアに向かっていると、黒尾が口を開いた。

黒尾「・・・そういや、研磨さんよ。」

黒尾「なんか参考にしてる人とか居ねぇの?」

孤爪「え・・・まあ、居る・・・」

『そうなんですか!ゲーム配信者さん?』

孤爪「うん、めっちゃ上手いし分かりやすい」

黒尾「その人ってあれ?あのーー・・・」

黒尾「”SAKU”さん、だっけ?」

孤爪「あれ、クロに言ってたっけ。」 『な』

2人が有名ゲーム配信者、”SAKU”の名を出した瞬間西川が声を出し固まる。

すぐに理解したような顔をして口を開いた。

『あのーー、研磨さん、』 孤爪「ん?」

『SAKUさんって・・・これ、ですか?』

西川がの携帯に写っていたのは男性。眼鏡をかけクマもあるが、儚く整った顔立ちの紛れもないSAKU本人。顔出し済み。

孤爪「え、うん、そう・・・」

孤爪「SAKUさんそんな格好してたっけ、」

黒尾「珍しいなァ。忘れたなんて。」

孤爪「うん、俺も全部覚えてると思ってた。」

『あ、いや、動画じゃなくて・・・』

言いづらそうに口を歪めて顔を上げる西川。

『さ、SAKUって、私の実の兄、ですね・・・』

孤爪「え?」  黒尾「はあ!?!」

黒尾「じ、実の兄ってガチ・・・!?」

孤爪「うそ、ほんと、!?」

黒尾「ゲームオタクじゃない俺でも知ってるぐらい有名配信者だぞ、」

『えへ、えーっと、どこから言いましょう、』

『SAKUの本名、西川朔奇と言いまして!西川家の次男、大学二年生です!』

西川は兄の写真を見せつつ丁寧に説明する。

孤爪「ええ・・・嘘、じゃないと思うけど、」

孤爪「ていうか本名言わないで・・・」

黒尾「確かに、ゆりサンに似てる、かもな、」

『この人昔から凄いゲーオタで!』

『新作ゲームが出たら何日もぶっ続けでクリアするし、突然配信して有名になってるし、ゲーム大会で優勝するし!!』

今までの鬱憤を晴らすように熱弁する西川。

『そのせいで物凄い人見知りになっちゃって無理やりにでも克服させようと・・・!』

黒尾「苦労してきたんだねぇ。」

『でもまさか研磨さんの憧れなんて!!』

孤爪「まあ・・・憧れ、てるけど、」

孤爪「だからゆりちゃんゲーム上手いんだね」

『そう!そうなんです!!』

『格闘系ゲームは全部のキャラ使うからって何日も何日もボコられましたよ!』

『もう当時は殴りかかりそうでした!!』

黒尾「面白い人だなー。笑」

『まあそのおかげで、ゲームの腕とかは上がったんですけどね!!』

孤爪「すごいね・・・羨ましい、」

孤爪「俺もSAKUと戦ってみたい。面白そう。」

『あ、じゃあ戦いますか!』

孤爪「・・・え??」

おもむろに携帯をいじり出す西川を、混乱の目で見る孤爪と黒尾。

数分経った後西川が携帯を2人に見せた。


映っていたのは下記の文面↓

〖Hey朔兄!!お願いがあります!!!!〗

【文面でもうるさい。なに。】

〖今度企画でさ!視聴者さんと格闘ゲームで対決するっていうのどう!!〗

【ネタ有難い。いいよ。】

〖やった!1人絶対対戦してほしい人が!〗

【ゆりの頼みなら良い。けど強い?】

【強い方が面白い。】

〖強いよ!!ちょー強い!!!〗

〖ひょっとしたら朔兄より強いかもよ!!〗

【まじすか。楽しみ。】


これを見た孤爪は複雑な感情に襲われる。

孤爪「いや・・・嬉しい、んだけど・・・」

孤爪「SAKUさんより強いって・・・」

『え?研磨さんなら行けますよ絶対!!!』

黒尾「まあまあ、研磨さんよ。」

黒尾「やれるだけでもやべぇ事ですよ。」

孤爪「・・・・・・・・・」

西川(まあそれに、研磨さんなら・・・)

ゲームをやりながら不安そうな顔をする孤爪を、西川は余裕そうな笑みを浮かべた。

・・・後日談↓

有名配信者SAKUと対戦した孤爪。案の定負けてしまったが、孤爪のあまりの腕にSAKUも視聴者も大きな衝撃を受けた。

その配信は歴代2位という数の視聴者が参加して、見事な大盛り上がりを見せたそう。

黒尾「おつかれ〜、配信見たぜ研磨ァ。」

『善戦してましたね!!』

孤爪「うん、SAKUさん、強かった・・・」

孤爪「凄い面白かった。」

『あ!そうそう!朔兄から!!』

孤爪「?」 『研磨さんについてのメール!』


西川が見せた携帯には↓

〖朔兄配信見たよ!面白かった!!〗

【さんきゅ。俺も面白かった。】

【特にあの”KODUKEN”って人。驚いた。】

〖ちょー強かったでしょ!!!〗

【うん。俺が対戦してきた中でかなり上位。】

【大会とかでてないの。】

〖多分出てないと思う!!人前苦手らしい!〗

【俺に似てる。そんでお願いがある。】

〖もう格闘ゲームはやだ!!〗

【違う。またあの人とやらせて欲しい。】

【数分じゃなくて、数時間。一動画。】

〖フハハ!分かってた!😏〗

〖けどあの人を再生数の囮にしないでね!!〗

【違う。動画はついでのついで。】

【またあの人とやりたい。ひたすら。】


孤爪「・・・・・・・・・」

黒尾「あれれ、研磨さんお耳が真っ赤ですヨ」

孤爪「クロ、うるさい・・・・・・」

『と、言う事なんですが、どうします!?』

孤爪を見つめる西川に、孤爪はにやにやする黒尾を抑え小さく微笑んで答えた。

孤爪「・・・・・・する。」

その答えに、西川もニカッと笑う。

『はい!ありがとうごさいます!』

終わり.




“西川家次男、ついに対面”

(色々な高校がいる謎空間です。だって仕方ないじゃんね。二次創作じゃんね。)

三人称side

今日はついに西川家次男、西川朔奇と会えるということで皆どんな人かと考えていた。

いざ対面してみると、かなり想像外。

朔奇「うぅ・・・・・・・・・」

『こら!朔兄ちゃんと立たなきゃでしょ!』

朔奇「こ、こんなの聞いてない・・・!」

フードを深く被った朔奇。西川の足元に座り込み片足を両腕で抱え込んでいる。

そう。朔奇は極度の人見知りである。

赤葦「えーと、?ゆりさんその人は、??」

『あ、私の兄の西川朔奇です!』

『西川家の次男で、大学二年生です!!』

日向「だいぶ歳上なんだね!」

朔奇「最悪だ最悪だ・・・」

菅原「随分と面白い方向にキャラが濃いなぁ」

朔奇「こんなに人がいるなんて聞いてない、」

朔奇「日に灼かれて消滅したい・・・!」

黒尾「動画とは別人ですねェ。」

せっかく自分の好きな子の兄に会えたというのに、酷く怯えられ顔も見れない。

全員の”不服”という気持ちを、日向が汲んだ。

日向「えっと、大丈夫ですから!」

日向「俺日向翔陽です!せっかく会えたんですし、立ってくださいよ!✨」

朔奇「・・・・・・・・・はい、」

屈んで朔奇と目を合わせる日向。

どちらが歳上なのか忘れそうだが、日向の圧倒的陽の雰囲気で朔奇は心を開いた。

ゆっくりと、少し震えながら立ち上がる。

『コラ猫背!ちゃんと立って!』

朔奇「わ、わかっ、た・・・」

西川に背中を叩かれ、背筋を伸ばす朔奇。

先程まで分からなかったが、朔奇自身は身長188cmとかなりの巨体。スタイルもいい。

また顔立ちも整っていて、儚く美人寄りの秀麗。メガネの奥に輝く瑠璃色の瞳は真横の壁へ一直線に向いている。

朔奇「・・・う、うぅ・・・・・・」

日向(こ、この人、意外とすげぇでかい!)

黒尾(西川家は全員漏れなく顔がいいのか・・・)

『自己紹介!ゆっくりでいいから!』

朔奇「分かった・・・・・・」

激しく泳ぐ目、軽く震える唇と手。

本当に人が苦手なんだと全員が認識し、なるべく怖がらせないよう務める。

朔奇「お、俺、西川さ、朔奇・・・」

朔奇「しゅ、しゅ趣味は、ゲー、ムで、SAKUって名前で・・・配信、して、ます、」

灰羽「え!?SAKUってあのSAKU!!?」

朔奇「ひぅ・・・!?」

夜久「おいリエーフ!でけぇ声出すな!💢」

灰羽「すんません!!でもすげぇ!」

灰羽「ちょー有名配信者ですよ!!!✨」

木葉「俺結構見てますよ〜。」

朔奇「え、そうな、の、!? 嬉しい・・・」

木葉の言葉を聞き、先程までの怯えきった雰囲気が少し薄まって柔らかく笑う朔奇。

かなり秀麗なのもあって、本当に男なのかと言うほど物凄く可愛らしい。

木葉「うお、え、(兄もやばいな・・・)」

『あ!ねえねえ朔兄!』

『あれだよ!”KODUKEN”さん!!』

西川は思い出したかのように孤爪を指さす。

朔奇「え、!まじ、!?」

孤爪「え、あ、こ、こんにちは・・・」

孤爪も通常通り人見知りを発動。

だが問題ない。朔奇は先程までとは違いフードをめくって孤爪に駆け寄る。

朔奇「こんにちは、!俺、SAKU、!!」

朔奇「会えて嬉しい、君すごく強くて対戦してて楽しい、!ありがとう、!」

孤爪「え、え、」

朔奇「また対戦したいな・・・あ、そう、!」

朔奇「き、今日、君に会えるって聞いてゲーム持って来たんだ、!限定のやつ、!」

朔奇「難しいけど・・・君なら出来ると思う、」

孤爪「ちょ、それ、え??」

数量限定の幻ゲームを手に持つ朔奇。

孤爪にとっては憧れの人なので、思わず混乱してしまう。お助け黒尾。

そんな場面を見ながら、西川は皆と話す。

『今日来ることは最初物凄く嫌がってたんですけど、研磨さんのおかげです!』

木葉「つまり釣ったってことね〜」

『朔兄があんなに人に懐くなんて・・・!😭』

黒尾「ゆりサンは妹、で合ってる??」

数分後、日向が助け舟を出しなんとかコンタクトがとれた朔奇と孤爪は、一緒に横並んでゲームをし始めた。

皆は後ろから2人のゲームを鑑賞する。

木葉「うわ〜、やっぱ上手いっすね〜!」

黒尾「研磨緊張してる?」 孤爪「うるさい、」

灰羽「いつも画面の中で見てるヤツ!」

日向「月島も見てみろよー!!」

月島「いや、僕そういうの興味無いし。」

影山「お前には理解できないのか。」

月島「・・・・・・」  日向「見に来るんかい!」

『朔兄今コイン逃したよ!』

朔奇「あれ、うわ本当。最悪だ。」

木兎「俺にもあれできるかなー!!?!」

赤葦「無理だと思います。」

菅原「ゆりちゃんがやけにゲーム上手いのはそういうことだったんだな〜!」

灰羽「すげー!!なんかすげー!!!✨」

孤爪「リエーフうるさい・・・!」

わちゃわちゃしながら皆で騒いでいたおかげで、朔奇もある程度慣れたらしい。

大体の人とは会話できるようになった。

灰羽「コツとかあるんすか!?」

朔奇「あ、えと、ここを、ね、こう・・・で、」

灰羽「はー!!すげー!!✨」

朔奇「ひ、!」 夜久「だからリエーフ!💢」

夜久「でけぇ声出すなって!💢」

朔奇「ん・・・、あ、の、夜久、くん・・・?」

夜久「え?あ、はい!そうです!」

朔奇「や、やっぱり、!本当にゆりがお世話になりました、!あいついつも家で”夜久さん”ばっか言ってるから・・・、」

『ちょ、ちょっとお兄ちゃん!!?』

夜久「ふは、そうなのか西川ー?笑」

『う、そうですけど!!!』 夜久「ふーん、」

木葉「お兄さんイケメンなんすね〜。」

朔奇「え、!?そんな事無いよ、!」

黒尾「いやマジイケメンですよ。」

朔奇「えへ、そんな、こと初めて言われた、嬉しいな、君らも凄くかっこいい・・・よ、」

木葉(可愛いな!この人。)

そして数時間後、お別れの時が来てしまう。

西川は朔奇の荷物をまとめに校舎へ行っていて、皆で朔奇と話しながら待っていた。

朔奇「楽しかった、ありがとう、」

日向「にへ!俺も楽しかったです!」

黒尾「ほら研磨、なんか言うんじゃないのー」

孤爪「・・・・・・えと、」  朔奇「?」

孤爪「遊んでくれて、ありがとうございました・・・また、来てください、」

朔奇「・・・!うん、!来る来る、!!」

孤爪が耳を真っ赤にしながら伝えると、朔奇はとても嬉しそうに何度も頷いた。

そして数秒、朔奇は間を置いて口を開く。

朔奇「・・・俺ね、今日、皆に会えるって聞いて、多分1人2人、ゆりのこと好きな子いるんだろーな、って思っ、てたんだ、」

日向「エ」  黒尾「それは・・・どういう、」

頬を緩ませながら爆弾発言する朔奇に、その場の全員が冷や汗をかく。

朔奇「あ、違う、!違くて、!」

朔奇「だから・・・驚いた、な、思った何倍の人がゆりのことを好いてくれてるんだね、」

赤葦「・・・・・・・・・」

木葉(俺口に出してたか・・・!?)

そう。今日恋バナなどは全くしていない。

朔奇が一日中横目で観察したのだろう。朔奇の観察眼からは逃げられない。

朔奇「それで・・・えと、俺は嬉しいよ。ゆりは物凄く良い子だから、知ってるよね、」

朔奇「あの子には幸せになって欲しい。」

ゆっくりと、朔奇は頬を綻びさせる。

朔奇「・・・ゆりはいつも家でバレー部の皆のことを話してる。きっと皆のこと大好きなんだと思う。ちょっと嫉妬するけど、」

朔奇「できれば、この中の誰か、と、幸せになって欲しい、です。」

月島「・・・・・・・・・」

木兎「大丈夫!!俺がなる!!!」

赤葦「木兎さん今は黙って。」

朔奇の言葉を聞いた瞬間食い気味の木兎。

話終わった瞬間西川が扉から顔を覗かせた。

『おまたせ!朔兄帰るよ〜!』

朔奇「あ、うん・・・」

日向「また来てください!朔奇さん!」

大きく手を振る皆に、振り返す朔奇。西川に向かって歩き出したが、途中で歩みを止め静かに孤爪へ指を指した。

孤爪「・・・?え、あの、?」

朔奇「この中の誰か、が、いいけど、」

朔奇「1番は君がいい。孤爪くん、ゆりはモテるから、ボケっとしないでね。」

孤爪「え」  朔奇「じゃ、あね、」

今日の中で1番しっかりと目を合わせそう言い残した朔奇は、ゆっくりと帰って行った。

孤爪は固まって、その場は静寂に包まれる。

孤爪「・・・・・・・・・」

赤葦(・・・最悪だ。家族からの承認・・・!)

黒尾(デケェ1歩遅れたわ・・・)

孤爪(確かに、取られる前に急がないと、ね。)

終わり.

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