真山龍之介、神野慎之助が見えた
おばさんが…
「閉めろ!」
「君達は?」
「俺達万梨子の同級生ですよ」
父の妹の子供の真山龍之介、もう一人は中学に転校してきた、神野慎之助」
叔父の真哉が話してた。
父が叔母の梨花にTELしてた。
「梨花か?」
〃兄さんどうしたの?〃
和歌子が亡くなったから週末に葬儀を行うから真山に伝えて欲しい。
〃和歌子さんが…何があったのよ!〃
龍之介が
「親父今出張に行ってるから」
「いつ帰る?…」
「週末だと思うよ」
神野君、
俺は一人できます!万梨子さんの「親なら出席させてください!」
「バタン!」
靴くらい揃えなさいよ!」
開けたら
母さん…」
「おば様」
「兄さん、和歌子さんの遺体は?…」
「床の間に寝かせてるよ」
開けて布を捲った。
「和歌子義姉さんー!!」
泣いてたおば様、
「ねぇおば様泣かないでよ!」
「万梨子ちゃん…あなた悔しくないの…」
「悔しいけど…お母さんがどんな思いをしてどんな人に殺されたのか、今警察でしてもらってます」
「何で摩沙美さんも残ってないのよ!」
「あとできます」
「梨花いい加減にしなさい」
父を見つめたおば様の顔をうつむいた。
「そうよね…兄さん和歌子さんを愛してたのに、こんな目にあったのよねぇ」
「意味不明な事言うな?…」
「そちらの方どなたかしら」
「私和歌子の弟になります」
え…
「改めて田村真哉、田村和歌子の実の弟です」
そういえば…目元似てるわね…
小柄なおば様が叔父の傍に近づいた。
母さん止めろよ。
「龍之介あなた勉強しなさいよ何のために私立校にいったのよ!」
「兄さんだって和歌子さんを一人にさせて出世する?」
「お前何もわかってないよな?」
「兄妹喧嘩止めてくれませんか?…姉がうかばれませんよ」
「万梨ちゃん?」
「おば様はい、プァープル茶呑んでよ笑っ」
ありがとう…万梨ちゃん…
泣いてた。おばちゃんも悲しいよ…家の人に浮気相手からTELが会ったのよ。
「母さん…」「梨花?」
…ほんとか、
「兄さんて私別れるって言ったら帰ったら話し合うって言われたわ」
「ごめんね和歌子さんが亡くなったのに関係ない話して…」
「皆がバラバラにならないわよ!」
「「「万梨子」」」
「そんな事不可能よ!支えあって生きてきて途中で断念する?…ありえないって!」
母さんの写真持ってきた。
「私に教えてくれたのはお母さんよ!お父さんとめぐり逢い私、姉さんが産まれたから、お互いの気持ちを尊重しないといけないって!」
万梨子?
お父さん…
やっぱり和歌子の子だな!
「梨花、真山と話し合えよ良いか」
「兄さん…良い娘に育ったのね笑っ」
龍之介あなた達万梨ちゃんを見習うのよ。
「確かにそうだな」
田村さん…
葬儀の支度しないといけない!
真山に電話してくれよ。
はい!
慎之助が
「良い家族だなぁ」