・・・思い出す。あの時、彼らが■の元に来た時。
その時は、勝手に□が過去に送ったから、あまり話せなかった。
・・・初めてだった。
外から人が来たことが、□以外に話しかけられたことが。
・・・初めて、この人たちの元に居たいと思った。
地下深くのディープダークの隠し部屋にて、誰にも知られずひっそりと過ごしていた■は初めて外の世界に興味を持った。
そして、□と、大きな盾を持って、■は外の世界へと飛び出た。
✵✵✵✵✵
真っ青な快晴の空の下。すまないスクールの校庭に元気な声が響いていた。
校庭では、各々得意なことをしていた。
「ブルーくん、ちょっと力強すぎ。もうちょい制御して?レッド、逆にレッドは力を制御しすぎ、それじゃあほぼマッチだよ」
「そう簡単に言うけど・・・!!」
「むずい・・・!」
風夜の指示に悪戦苦闘するブルーとレッド。
「マネー、悪いが少し銃の相手をしてくれないか?」
「銃?悪いが、俺は銃を使えぬが?」
「あぁ、知ってる。的役になってくれないか?」
「死ねと???」
「ん?・・・あ、違う違う。僕が言う的役っていうのは、撃ち抜いた的を変える人の事で・・・」
「バナナ!!言葉が足らんぞ!!」
キョトンと首を傾げるバナナに、苦い顔で睨むマネー。
「ライト先生!ここなんですけど・・・」
「ん?あー、ここは・・・」
ライトに武器の作り方を教えて貰いながら作る銀さん。
「だ、大丈夫なのか!?ほんとに手からあげて大丈夫なのか!?手を喰われたりしないか!?」
「しねぇって!!こいつら人懐っこいから大丈夫だって!!」
動物に少しビビりながら、餌をあげようとしているエックスにそれをなだめている赤ちゃん。
「エウリ先生ー!!みてください!花の冠!先生に!」
「まぁ、綺麗!ありがとう!」
キャッキャと花の冠を作っているエウリとカネコ。
ブラックは、パソコンをいじっていたが、赤ちゃんに腕を引っ張られ、みんなの輪に。
そんな生徒たちを見ながら、少し離れたところですまない先生はニコニコ笑っていた。すると、
ふわりと影が出来る。上を見ると、風夜が顔を覗かせていた。
「どうしたの?すまないくん」
「風夜」
「こんな離れたところじゃなくて、もっと近くで見てればいいじゃん」
ふわりと風夜は浮かびながら、そうこぼした。
「・・・うん、こうやってみんながわらっているのを見るの、好きなんだよね」
そうすまない先生は微笑んだ。
「・・・その中に、すまないくんははいっているの?」
「え?なんか言った?」
「なんでもー?」
風夜がこぼした言葉に、すまない先生は首を傾げた。すると、
「すまないせんせー!!!」
ふと、声が聞こえた。振り返ると突然“何か”がすまない先生に激突した。
その勢いで砂煙をあげながらすまない先生は吹っ飛んだ。
「すまないくーん!!!!」
思わず風夜が叫んだ。砂煙が明け、風夜は目を丸くした。
✵✵✵✵✵
「いったた・・・」
すまない先生はむくりと顔を上げた。すると、鼻がくっつきそうな程近い距離に少女の顔をした“それ”がいた
「ひさしぶり、すまないせんせ」
そこには、“男とも、女のとも言え、どちらとも言えない子”がにこりと笑っていた。
コメント
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わ~ .ᐟ.ᐣ 語彙力やばい…すごい…✨ これからも投稿頑張って下さい.ᐟ応援してます~🫶📣
えっ....誰だろ! 気になります!!