「№1になりたいの? 」
一瞬で表情が戦場の戦士の様になり、理性が戻って来たかのように見えた。流石は№3《Sランク》と云うべきか仕事となるとスイッチが切り替わる。
「そのおっぱい吸わせてくれたらいいよ」
「――― 」
嘘でしたごめんなさい残念戦士でした。流石でもありませんクズですハイ。楓は愚直なまでの変態でした。どうしたもんかねコレ、どげんかせんといかん。
「でも…… 分かったいいよ。協力してあげる」
「えっ⁉ 」
「その代わり…… 私に一日一回セクハラさせる事と、一週間に一回私のお家に、お泊まりに来る事。これでどう? 」
私は少し慮《おもんばか》ると答えを直ぐには出さなかった。勿論これも少ない引き出しの中の一つの策である。無言の譲歩を求めるポーズ。いや、牛歩かな。
「ん~ 」
一日一回のセクハラは、きっと店の中になると予想させる。その場合、人目も有るので大した内容のセクハラには成らないと思われる。問題はお泊りだな…… 仕方ない相手が痺れを切らすまで沈黙の戦艦潜航開始。
「わっ! わかったよぅ…… お泊りに来てもセッ〇スはしないようぅ」
―――此奴《こいつ》セッ〇ス言いやがったヤバかったマジやば。
もう既にぎりぎりアウトだけど仕方ない、これで手を打つか。でも、女同士のセッ〇スってどうやるんだ? やばいな気になる。いや気になったらダメだ気にするな。いやどっちだ? どっちがどうなんだ? 何が?
「でも、お願いイチャイチャはさせて欲しいのぉダメ? 」
―――んぅ可愛いから許す……
「いぃですけど。慣れるまで少しずつで…… 」
「んふっ任せてぇ。じゃぁ早速今日のセクハラ分頂きますね。私が水着を着せてあげる」
「―――ひぃ⁉ 」
斯《か》くして強力な助っ人を素っ裸のまま得る事に成功したのであった。
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