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テラーノベル(Teller Novel)
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聞き込みするしかないよね…。

聞いては回り、聞いては回りを繰り返し、日が暮れた頃にやっと東条組の本家が見えた

あそこだ!

家の目の前に立つと木でできた大きな門…。

インターホンが無いかと探していたら、勝手に門が開いた

へっ?

そして、開いた門から屈強な男2人が出てきた

1人はスキンヘッド、もう1人は髪はふさふさだけど刺青が入っている

こ、怖い…。圧に押され、1歩引き下がる

スキンヘッドの人が「なんだ、てめぇ」と僕に言ってきた

「は、はひぃ」

怖すぎてハイが言えない…。

「冷やかしに来たんかァ?なんならやめといた方がええで?ここに来ると怖いもんがうじゃうじゃいるからな、へっへっへっ」と不気味そうにふさふさの方が笑う

恐怖で、足が震える

また、スキンヘッドの方が「んで、何しに来たんや」と言う

な、何しに来たって…。

ヤクザの偉い方…。そうだ!組長!

「く、組長に会いに来ました…。」

「組長?」と眉間に皺を寄せてふさふさの方がいう

「お前!組長の知り合いだったのか?」と少し口調が優しくなり、これは絶好のチャンス!だと思い、嘘をついた

「はい!知り合いなんです」

「ほうか、ほうか、すまんかったな。こんな可愛い子が組長の知り合いやったなんてな」

か、可愛い子?それには少し語弊がある…。

「じゃあ、中に入り」と言われ、門をくぐった

中に入ると、門で隠れて見えなかった、でかいお家や、綺麗な庭園があった

歩くと、玄関があった

スキンヘッドの方に開けてもらい、中に入った

玄関も広く目の前に豪華な花瓶などが置いてある

あれも、僕達が一生懸命集めたお金だとしたら、許せない…。

そんなことを思いながら、靴を脱ぎ、家に入った

ふさふさの方に応接室に案内され「もう少しで組長が来ますんで待っとってください」と言われ、部屋に入った

入ると、豪華なソファーが置いてあり、そこに腰をかける

数分待った後、部屋のドアが開いた

ガチャとなった瞬間、自然と姿勢をただし、席を立った

パン屋の息子は夜の帝王に溺愛される

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