コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
聞き込みするしかないよね…。
聞いては回り、聞いては回りを繰り返し、日が暮れた頃にやっと東条組の本家が見えた
あそこだ!
家の目の前に立つと木でできた大きな門…。
インターホンが無いかと探していたら、勝手に門が開いた
へっ?
そして、開いた門から屈強な男2人が出てきた
1人はスキンヘッド、もう1人は髪はふさふさだけど刺青が入っている
こ、怖い…。圧に押され、1歩引き下がる
スキンヘッドの人が「なんだ、てめぇ」と僕に言ってきた
「は、はひぃ」
怖すぎてハイが言えない…。
「冷やかしに来たんかァ?なんならやめといた方がええで?ここに来ると怖いもんがうじゃうじゃいるからな、へっへっへっ」と不気味そうにふさふさの方が笑う
恐怖で、足が震える
また、スキンヘッドの方が「んで、何しに来たんや」と言う
な、何しに来たって…。
ヤクザの偉い方…。そうだ!組長!
「く、組長に会いに来ました…。」
「組長?」と眉間に皺を寄せてふさふさの方がいう
「お前!組長の知り合いだったのか?」と少し口調が優しくなり、これは絶好のチャンス!だと思い、嘘をついた
「はい!知り合いなんです」
「ほうか、ほうか、すまんかったな。こんな可愛い子が組長の知り合いやったなんてな」
か、可愛い子?それには少し語弊がある…。
「じゃあ、中に入り」と言われ、門をくぐった
中に入ると、門で隠れて見えなかった、でかいお家や、綺麗な庭園があった
歩くと、玄関があった
スキンヘッドの方に開けてもらい、中に入った
玄関も広く目の前に豪華な花瓶などが置いてある
あれも、僕達が一生懸命集めたお金だとしたら、許せない…。
そんなことを思いながら、靴を脱ぎ、家に入った
ふさふさの方に応接室に案内され「もう少しで組長が来ますんで待っとってください」と言われ、部屋に入った
入ると、豪華なソファーが置いてあり、そこに腰をかける
数分待った後、部屋のドアが開いた
ガチャとなった瞬間、自然と姿勢をただし、席を立った