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ザワザワザワザワ…
オチャコ「デ…
緑谷出久くんは特別な力を持っています。」
メガホンで屋上から話す。
ショート「なにしてんだ…麗日…!!!」
私たちはびっくりしながら、見つめる。
お茶子ちゃんは続ける。
1人の民衆が
「休みたいからってここに来るなって話だろが!!!」
と怒鳴る。
と
オチャコ「違う!!!」
キーーーン
とノイズが走る。
「迷惑かけないよう、雄英を…ここを出て行ったんです!!
連れ戻したのは私たちです!
彼の力は…
あの…特別で…
オール・フォー・ワンに打ち勝つための力です!
だから狙われる!
だから行かなきゃいけない!
そうやって出ていった彼が今
どんな姿か!
見えていますか!?」
ザワザワしていたのがやみ
みんなが出久くんが立っている方を見る。
出久くんは____
雨の中____
泥だらけで____
服もボロボロで____
『ぅっ…出久くん…』
涙があふれる。
隣にいた啓悟くんが無言で私の肩を支えてくれた。
オチャコ「この現状を1番どうにかしたいと願って
いつ襲われるかも分からない道を進む人間の姿を見てくれませんか!?」
オチャコ「特別な力があっても!!
特別なに人なんていません!」
民衆の1人が
「俺たちまで泥に塗れろってか!?」
と怒鳴る。
と
「泥に塗れるのはヒーローだけです!!」
キーーーン
「泥を拭う暇をください!!」
キーーーン
『ねぇ…啓悟くん』
「ん…?」
『ヒーローが辛い時…』
オチャコ「今…この場で安心をさせることは…ごめんなさい!できません!
私達も不安だからです!
皆さんと同じ隣人だからです!」
『ヒーローたちが辛い時…
誰がヒーローを守ってあげられるんだろうね…?』
そう言ってギュッと啓悟くんの服の裾を掴む。
オチャコ「だから!
力を貸してください!
共に明日を笑えるように!、
皆さんの力でどうか!
彼が隣で!休んで…備えることを
許してくれませんか!!
緑谷出久は力の責任を全うしようとしてるだけの
まだ学ぶことが沢山ある普通の高校生なんです!!
ここを
彼の!
ヒーローアカデミアでいさせてください!」
その瞬間、出久くんが膝から、崩れ落ちる。
雨が降りしきる____
泥だらけの出久くんに____
小さな男の子と、可愛い大きなピンクのお姉さんが2人、駆け寄り
傘を差す____
やば…涙止まんな…
私たちはその光景をじっと見つめていた____
走ってそこまでいきたかった
だけど今は私たちじゃない。
そう思ったんだ。
私は啓悟くんの手を握ると
啓悟くんはギュっと握り返してくれた。
と
「ねぇ、美姫さん」
『ん…?』
啓悟くんが私の腰に手を回し抱き寄せる。
「俺の夢叶いそうです」
そう言って啓悟くんが見つめる先には____
民衆の人達が出久くんの周りに____
心配そうに声をかける人も___
肩を叩き笑顔で頑張れよ、と言う人、
あれは出久くんのお母さんもいる…
「美姫さん…前に俺、言ったの覚えてます?」
そう言って啓悟くんは、優しく微笑み私を見つめる。
『うん…覚えてる
啓悟くんの夢…叶いそうだね』
「はい」
「『ヒーローが暇を持て余す』」
『世の中にしたい』
「笑っちまうくらい明るい未来です」
え?????ちょっとまって???
『えっ!?ちょっと違うじゃん!?変えるのナシだってば!?』
私は啓悟くんをポカポカ叩く。
「あはははははふぁははふへへ!ごめんなさいッww」
『啓悟くんの意地悪〜〜』
「ふふ」
そう、微笑んだかと思えば、
ギュ〜〜〜〜〜
『ゔぇ…!?啓悟くん、?』
私をギュッと抱きしめる啓悟くん。
そして耳元で
「意地悪な俺も、好きでしょ?」
と
耳にキスをした。
なっ!?!?///
『啓悟くんのおバカ!!!』
そう言うと
(>ڡ・)とてへぺろする啓悟くん。
ぐぬぬぬ可愛いすぎんか??
と
エンデヴァー「ゴホン…。」
あ…やば…
「あ、エンデヴァーさんいたんだった」
そう、啓悟くんが言った瞬間
エンデヴァー「ホークスぅぅ!!焦凍に教育の悪いものを見せるなあああ!!!」
お怒りのエンデヴァーさんの炎がブワッッと燃える。
「うわっはwwごめんなさいエンデヴァーさんwww」
エンデヴァー「俺じゃない!焦凍に謝れ焦凍ぉぉぉさっきのは見なかったことにしろぉぉぉぉ」
「へーいごめんなさい焦凍くーん」
その光景を私と焦凍くんは
ショート「親父は何で怒ってんだ?」
『君は純粋でよかった』
こんな感じで見てた☆