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黄:視点
『今日は凄い愉しかったよ。
またね、黄君。』
そう青君がいった。
既に授業も全て終わっていて放課後になっていたが、下校時間ギリギリまで話していたボクと青君。
善い友達をもったな、と思える程に青君はボクに優しかった。
こんな友達は、ボクには勿体無いんじゃないかって思える程に。
「あ、おーい!黄!!
今日、なんで遊んでくれなかったンだよ!?怒っちまうぞ!」
そう物騒に云うのは桃君。
ボクに優しくて、ライバル、親友と呼んでくれる大大大親友。
「ボクにお友達が出来たんですよ!
名前は青君って云っ…」
そう云いきる前に
「其奴は辞めとけ。」
と桃君の声に遮られてしまった
「な、何でですか!?
青君は、ボクに優しくて、それで…!凄く、ボクと趣味の合う善い友達なのに…どうして!!」
そう吐き捨てると、桃君は「彼奴は御前の事道具程度にしか思って無いんだ。だから友達なんて辞めろ」だとか云っている。何で、!!
ボクと青君はちゃんと友達として仲良く出来てるのに…!どうして桃君は認めてくれないんだろうか。
「…云わせて貰うが、青とか云う奴は特別な感情なんて御前に持ち合わせて無い。だから…云う事訊いてくれ。御願いだよ、黄………!」
そうやってボクに云う事を訊く事を強要する桃君も、ボクにロクな感情を持ち合わせて居ない癖に…
そう考えてしまうのは、きっとボクの性格が歪んで居るからだろうか
「___…うん
もう、青君と遊ぶのは控えるね」
ボクがそう云うと「善かった、!」と喜ぶ桃君が居た。
「帰ろう、桃君」
そう云えば
元気な桃君の返事が聞こえてきた。
桃:視点
「じゃあな~黄!」
大きく手を振りながらお別れを告げると、黄も真似したように手を振り同じくお別れを告げた。
鍵を鍵穴に差し込みぐるりと回すと扉はガチャンと鳴り開く。
家の中に入り、内鍵を締めると気が抜けたかのようにヘナヘナとへたりこみ、溜め息を吐き出した。
「あ““~____…マジ、
最っ高♡」