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今日はちょっとしたバンカーでの出来事をお話ししたいと思います
これはある日の出来事なんですけど_________
ある日2Bのメンテナンスのために2Bの部屋に行ったんですよ
まぁメンテナンスですから部屋に入るじゃないですか?
眠っているのか2Bは声をかけてもなかなか起きてくれなくて最終的に肩を叩いたんです
そしたら……
9S「2B?起きてくださーい」
9S「メンテナンスの時間ですよー」
2B「9…S……?」
9S「9Sですよー」
2Bは体を起こして僕と向き合う
9S「じゃあ今の体の状態と記憶領域のデータ、その他生態情報など異常はありませんか?」
2B「あぁ…大丈夫」
9S「じゃあ最後に五感の設定をしますね」
僕は2Bの生態情報管理ファイルにデータを書き込み五感設定へと移行する
9S「えーっと……僕のことが見えますか?2B」
2B「見える」
9S「じゃあ…」
僕は次にドライフラワーの匂い袋を2Bに渡し嗅覚があるか確認をした
2B「問題ない」
9S「次は……2B目を閉じてください」
2B「わかった」
2Bが目を閉じたことを確認すると僕は2Bの耳元で囁く
9S「僕の声が聞こえますか2B」
9S「音量設定です僕の声がはっきり聞こえたら言ってくださいね」
それからしばらくしても反応が返ってこない
9S「えーっと…2B?」
9S「あのぉ……」
9S「恥ずかしいので早く設定してくれませんか…?」
9S「2B…?」
9S「あ…あの………そろそろ…………」
僕はだんだんと恥ずかしくなってきて2Bが返事を返してくれるのを待っている
9S「………」
2B「次の言葉は?」
そう言われて僕は2Bが全部聞こえていたことを理解した
9S「もうっ!2B!!聞こえているなら早く答えてくださいよ!」
2B「いや……9Sの声がなんだか安心する声だったから…………」
9S「えっ?えぇ!?」
僕は振り返り誇らしげな顔で言う
9S「まぁ…2Bのメンテナンスを行う僕としてはとても嬉しいことなんですけど」
9S「それでも…恥ずかしいのでなるべく早く答えてくださいね…?」
2B「あぁわかった」
9S「じゃあ最後は……」
僕が喋っている途中だった
急に2Bが僕の腰に手を回して抱きついてきたからである
9S「2……2B!?!!?!!??!!!!」
2B「なに」
9S「え……えぇ!?えぇぇっぇえっ!??!!2…2B!ちょ/////」
僕が反抗する間もなく2Bは僕を抱きしめたまま横になる
僕は2Bの抱き枕になりバックハグを受ける
2Bは僕の腰と頭に手を回し僕を抱き寄せる
9S「2……2B?」
2B「ちょっとだけ…」
2B「このままでいさせて………」
僕よりすこし身長の高い2Bは僕の髪に顔を埋もれさせていた
僕は顔を真っ赤にしながら抵抗もできずにその言葉を聞きもうブラックボックスがもたなかった
次の時には僕は意識を失っていた
9S(ん……)
僕は誰かの話声で目が覚めた
9S「ここは…」
体を起こし周囲を確認する
どうやらS型モデルが集まって話していたようだ
僕が起きたことを確認するや否やみんなが一斉に近づいてきた
9S「あれ?なんでS型モデルが集まってるんです?」
11S「よかった…どこも痛くない?大丈夫?」
9S「?」
9S「まぁ特に問題はありませんけど…」
9S「何があったんですか?」
11S「覚えてない…?」
9S「覚えてない……とは?」
10S「9Sは2Bに抱かれてたらしいけど」
9S「!??!!?!!」
え…?
今なんて………
11S「9Sが抱かれて気絶したからS型モデルが集まって今君のメンテナンス中なんだけど」
9S「待って!?抱かれたって!?!?!!」
4S「本当に覚えてないんだ…」
9S「いや…覚えてないもなにも……」
11S「気絶する前の記憶はどこまであるの?」
9S「えぇーっと…」
僕は自分の記憶領域を漁っていく
9S「2Bの部屋にメンテナンスで入って…」
9S「五感設定をし始めて…」
9S「………」
そのあと音量設定(聴覚)……してたんじゃなかったけ
10S「そのあとは?」
9S「うーん……」
えっと…そのあと急に2Bが僕の腰に手を回して…
そのあと…は………
9S「…っ/////」
4S「9S?」
9S「ん“ん”っ…なんでもないです」
11S「思い出せたみたいだね」
9S「…」
10S「ところでさ9S」
9S「はい?なんですか?」
10S「2Bのことどう思ってるの?」
9S「は………い??」
4S「それ僕も気になる!」
9S「いや…どうもこうも……」
10S「好きなの?」
9S「は……はぁぁぁっ!?!!??」
9S「どうして僕がそんな感情を持つと思ってるんですか!?」
4S「だって顔赤いよ?」
僕はいきなり言われたから動揺しただけだ…と自分を説得して反論する
9S「いやいや…」
10S「で!どう思ってるのさ!!」
9S「どうもこうもないですよ!」
9S「僕は2Bのメンテナンス係であってそれ以上でもそれ以下でもないです!!!」
4S「抱かれてどうだったの?」
9S「あぁーっもう!」
僕はよくわからない感情に苛まれて冷静さを欠いていた
11S「そこまでにしてあげなよ」
4S「はーい」
10S「えぇー?」
9S「……」
11S「で?9Sはどこも異常はないんだね?」
僕は自分の機能を確認した
9S「異常はなさそうです」
9S「また何かあったら戻ってきますね」
11S「了解」
僕は火照る顔を隠しながら部屋を出た
そのあと多くのオペレーターさんから2Bとの関係のことで問い詰められたがそれはまた今度話すことにしよう