テラーノベル
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主人公 キヨ
相手 レトルト
BLです……。苦手な人は……
。
まるで足枷をはめられたかの様に、前へと進む事が出来なくなる。
進む事も出来ない俺をいつも夢のレトさんは甘くドロドロに溶かしていく。耳元で甘く囁くんだ。
「「キヨくん」」
一瞬顔が赤くなりそうだった。
思い出すだけで破壊力が半端じゃない。俺は少し口元を抑え、営業スマイルを張り直す。
校門で立ち止まっていた。ずっと目で追ってしまっていた。
誰を?大好きな人。いつの間にか教室前に居たレトさんを。
俺は慌てて目を逸らし、桜を見る。花びらがひらひらと俺の手に降って来る。その花弁を握りしめる。そして、ぱっと離した。するとまたひらひらと床に落ちていった。
俺は教室へ向かって歩き出す。
学校の少し埃っぽい匂いが鼻につく。階段を一段一段踏みしめて……登り切る。すると……
「キヨくん。だいぶ遅かったけど…大丈夫やったん?」
いつも夢の中で聞いている優しくて、何処か安心する声が降ってきた。俺の足が一瞬止まりかけた事を知る人はまだいなかった。
コメント
1件
玲さん、第2話読了しました!キヨの「足枷をはめられたかのように」という比喩、恋愛の甘美さと苦しさが同時に滲んでいて印象的でした。レトさんの声が「降ってくる」表現も、高揚感と切なさが混ざる絶妙な距離感。教室の埃っぽい匂いや桜の花びらといった日常の細部に、キヨの心の震えが宿っていて、読んでいるこちらも息を詰めました。続きが気になります!
mo-
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mo-
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