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注意⚠この話は僕の
という相反する世界観を表現したものとなります。含まれる要素!!
✩.*˚いじめ要素
✩.*˚毒親要素
✩.*˚危ない死生観論
✩.*˚ファンタジー要素
✩.*˚家出要素
✩.*˚暗い表現!!
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それでは、本編へスクロールどうぞ。
「⋯あのぉ、ちょっと待って!」
いきなり声を掛けられた。振り返るとそこにはカメラを持った眼鏡をかけた男性が眉を歪ませながら立っていた。これは犯罪者か変質者に違いない。そう思った私は直ぐにその場から離れすたすたと進んでいった。暫く闇雲に歩き続けていると、その男性が私のことを呼んだ。また、振り返ると息を切らした男性がよたよたと歩いてきた。
その姿からなぜか緊張の糸が緩んだ気がした。
「⋯こんな所で何してるんですか。」
あまりにも気になった。辺りは真っ暗闇、ちかちかと点滅する光しか目に入るわけもなく月明かりが顔を出し、その美しさを露出している深夜。当然、こんな場所にいるのは気が気でないのだろう。何かわけがあるに違いない。
だが、男性は首から下げているカメラを持って
「今日、自分誕生日なんですよね。カメラが趣味ですし、仕事でもありますから。毎年、深夜零時に外に出てこの海の景色をこのカメラに収めたいんですよね。だから、海に出てます。」
誕生日なのか。私の誕生日なんてコンビニスイーツを食べるだけの日だ。決して特別感は端から求めていない。ましてやあの空間に贅沢を求める方が烏滸がましい。
私はもう先程のような不信感で接するのを辞めた。人の趣味にものを言う権利は備わっていないのだから。瞼を閉じ、深く息を吸う。今まで誰かを祝ったことなどないのだから。
「⋯それはおめでとうございます。」
頑張って見せた笑顔をその男性にみせた。こんな笑顔、もう二度と出来ないのだから。
だが、私が聞いた同じ質問を親しみやすく聞き返した。
「君はどうしてこんな所にいるのかな。」
だから、いっその事行ってみることにした。(警察ではないだろうし⋯)
「家出ですけど⋯」
だが、思った通りの反応を示さなかった。
次の瞬間、男性は私の方にカメラのレンズを向け、ピントを調節し始めた。困惑しつつ、取られるがままじっと固まっていた。少し経って、カシャッと勢いよくシャッター音が聞こえてきた。
急な撮影に神経が震える。思わず二度見をし、
「⋯あっ!今、撮りましたね?」
と、無邪気に呼ぶと満足そうにその男性は
「ありがとう、。今宵も僕は幸せだよ。」
そう言い、男性は夜闇へと溶けていった。私のことを放置し、その暗闇に消えていったのだ。そこには月明かりに照らされた蠢くパーカーの影しか見えなかった。だが、その影は都市のオレンジに染まってやがて見えなくなってしまった。蜜柑色に染った都市。やがて、その美しい光景も夜闇に溶け込み太陽の光を待つのなら私はその景色を一生、忘れることは無いだろう。
これから自分が灯台に近づくにつれてあの美しい都市と離れていくことに気づいた。だが、もう気づいた頃には都市の明かりが消えていた。もう戻れない、戻りたくない。
続く。.:*・゜
余談やけど蜜柑色に染まった街なぁんか神奈川なイメージあるんよなぁ…
まぁ!住みてぇなっ!ちょっとは思っとるからな
一種の夢小説だろw意味は違えど。
海を撮るお兄さん✨
友達なれるで(´。✪ω✪。`)✧*。
灯台に辿り着くのか……!?
乞うご期待(๑•ω•́ฅ✧