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わあああああああ!!!!))))殴 ↑夜更かし中
カツ、カツ、カツ…
桜吹雪が舞う煉瓦通りを歩く、
紫の瞳をした雄栄生。
美しい光景とは裏腹に、その人の顔は桜が鬱陶しそうな表情だった。
『パステルカラーはココでもか…目が痛い…』
腰から見える長い長い紫の尻尾。
真っ白な肌によく映える黒いマスクの端から、
“赤い煙”がなぜか漏れ出ていた。
『おっとまずい…制御できるようにならなければ。』
絶対に必要じゃないほど大きな扉。
…個性の影響で仕方ないのかもしれないが…
『これは…金の無駄遣いだろう…』
そんなことを思ったり思わなかったり。
今日の予定は入学式だが、30分は前に着いてしまった。
『…後ろの方で寝るか。』
ゆらり。尻尾が揺れた。